打ちたて麺の軍鶏そば。
その響きだけ聞くと、蕎麦なのかラーメンなのか。はたまたうどんなのか…?
一瞬迷ってしまう魅惑の言葉である。
だが今回ご紹介するのは、ラーメンである。
札幌滞在中に必ずこのラーメン店に行きたかったのだが、たまたま2日間の休みで、予定をずらしたまである。それくらいネットでの評判とビジュアルが良かったのだ。
行く前はかなりこだわりがすごい厳格な店主の店かと思ったのだが、意外にも意外。ピースフルで店主さんやお客さんもフレンドリー。
結果的に飲み屋の社交場に来たような優しい空間に包まれてしまった。
それではレビューしていきたいと思うぞ!
「薄野軍鶏そば 嶋や」とは

この店はすすきの駅から歩いてすぐ。名物ニッカおじさんの看板と目と鼻の先のビルの1階に入っている。
以前書いた味噌ラーメンまとめ記事の「けやき」や「もぐら」。
寿司屋まとめ記事の「あじこう」も近い。
また、少し歩けば「千春鮨」も見えてくるだろう。
繁華街なのにビルの中ということもあり、結構ひっそりとしているので、ぱっと見、酔った流れで「ここでいいか」という感じでは見つけられないかもしれない。

なんとも隠れ家的な雰囲気を醸し出している。
打ち立て自家製麺の看板が心をくすぐってしまうのだ…

外からはわからない店づくりのため、少し緊張するがさっそく入店!
「薄野軍鶏そば 嶋や」に入店
店内はこんな感じ。
思ったより結構飲んでる人が多い。

実は入店した瞬間、3〜4名ほど人が待っていて並んだのだが、店内のBGMもなかなか大きめで、お客さんの声も自然と大きめ。
しかも待ちながら酒も飲めるらしく、席待ちの陽気なサラリーマン集団に「一緒に飲みましょう」と酒を渡され、話し込んでしまった。
この時点でめちゃ楽しくもあるが、予想してた展開となんか違うぞ?と違和感を覚えてしまった。
時間帯もあるのだが、なんだか酒飲みが多くてテンションが高い店なのか…?
まさかあのドアをくぐったら、お客さんと酒を飲んで話してるとは想像もつかなかった。ほどなくして呼ばれたため席に座る。

席はなかなか綺麗で落ち着くぞ。
正面には軍鶏が飾られてる。

メニューを見ると……

魅力的な文字が多いぞ。
というか、メニューの最初に酒が書かれてる時点で、なかなか飲ませようという意思を感じる。
こちらも。こだわりが凄そうだ。麺は自家製で小麦は北海道産。

塩が食べたかったのだが、よく見ると2回目以降のご来店のみ限定とのこと…とはいえ、ここでこの店の醤油に対する自信を感じる。
まずは醤油を食べてほしいのだろう。
色々悩んでいると、スタッフさんが若いうえ、結構話しかけてくる!
どこから来たのかとか、「まずはやっぱ醤油を食べてほしい」などなど。
BGMも大きめのため、スタッフさんの声も大きく、相乗効果でこちらもボリュームを上げていく。酒を飲んでるお客さんのワイワイした声も合わさり……
ここはバーやクラブなのか?
…と、錯覚するほどの空間。とはいえラーメン屋だ、注文しなくては。

最初は普通の軍鶏そばでもいいかなと思ったのだが……
スタッフさんと話し込んでいると、おすすめは「軍鶏肉そば」とのことで、それを注文。
「薄野軍鶏そば 嶋や」の軍鶏肉そば(醤油)を体験

おお!イイじゃん!!!
右の黒っぽい強めの色に軍鶏を感じる。左は地鶏だろうか?
軍鶏と、ごろっとしたチャーシューのようなビジュで来るのかと思っていたが、すべて細かく切られてどっさりといった感じ。

薄めの肉をたくさん食べたい人にはいいかもしれない。
さっそくスープを……

この軍鶏からでた脂がタマラン…
めちゃめちゃ優しく澄み切った味である。
ウマい!
というより、なんだか落ち着くぞ!!
そこにコクのある軍鶏の出汁で奥深さが加わる。意外に醤油の香りと風味が強く、そこにもこだわりを感じてしまう。
麺リフト。

これはもう…
めちゃ最高なウマさ。
北海道の小麦でつくった打ちたて麺である。
モチモチで、ずっとガムのように噛み続けたいという欲求が生まれる。
軍鶏(シャモ)肉。

コリコリっとして味わい深い。鶏肉でいうところの親鳥を感じるような。旨みがよい。
噛めば噛むほどといった…!
地鶏肉。

こちらは見た通りの味をイメージしてもらえばいいだろう。脂身がしっかりとついた鶏胸肉といっていいだろうか。
いくらでも食べられる。
肉が細かいため、このように麺と絡めて食べると口の中で一体化していく。

食べてる間も、適度に店員さんがニコニコ話しかけてくる。愛想のいい寿司屋の大将を思い浮かべてもらうと、わかりやすいかもしれない。
自分はここで、なんかこの味食べたことあるようなと、既視感がフラッシュバックした。
ついつい会話の中でスタッフさんに「なんか東京でも似てるのあって思い出せないんです……」と、今思えばちょっと失礼だったような事を話した。
今度東京にも進出したいので気になると言われ、考えていたのだが…
これはまさに以前ブログで書いた下北沢にある「麺と未来」だった。
そう、モチモチの手打ち高加水麺にすっきりスープ。かなり方向性が近い。スタッフさんにも店を伝え、また会話も弾んだ……。
手打ちのモチモチ麺に、すっきりとした鶏出汁の醤油。この組み合わせはどこか似た方向に着地する部分があるのかもしれない。
そんなことを思いながら店を後にする。
その時、入店時の待ち時間で一緒になった陽気なサラリーマン集団から「もしかしたらいつか一緒に仕事をするかもしれないので、名前を教えてください!」と話しかけられ、こちらも答えがっちり握手をして別れた。
なんだか社交場のような、不思議な雰囲気のラーメン屋だったな……と。
ごちそうさまでした!
「薄野軍鶏そば 嶋や」の総評
イメージとのギャップがスゴいラーメン屋。

これに尽きるだろう。
ラーメンの味も、手打ち、北海道小麦、軍鶏出汁とこだわりがあり、一定の水準とクオリティはもちろん保っていてウマい。
だがそれ以上に、ここまでバーやクラブのような、寿司屋の大将と話してるような。
そういう世界が待ってるとは全く思わなかった……。

また、お客さんも結構飲んでる人が多い。
そのため、すすきので飲み歩き「〆もしたいけど、もう少し飲みたいな」とちょっと悩んでる時に入る店にもぴったりだろう。
もちろん難点もある。
最後は一人でゆっくりウマいラーメンをすすりたかったり、話しかけられたり、BGMがうるさいのが嫌だという人もいるだろう。
そういう場合は遅めの時間は避けた方がいいかもしれない。

もちろん個人的にリピートはありだ。
次は塩を…
欲を言うなら、もう少し肉肉しいチャーシューだと嬉しいので、そういうのはないのかとスタッフさんにも伝えてみたいなと思う。
寿司屋でいうところ「大将!こういうツマミ作れる?」と聞くようなものだろう。
そういうのが許されそうな店。それがこの店の個性であった。
ごちそうさまでした。

店舗情報
- 店名: 薄野軍鶏そば 嶋や
- 住所: 北海道札幌市中央区南5条西3 ニューすすきのビル 1F
- 営業時間: 19:00〜翌3:00(L.O. 2:45)
- 定休日: 情報なし
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今回宿泊したホテルはこちら。コスパよく安く、すすきの駅からも近い。グルメ巡りにも便利でした。


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