【札幌・根室花まる】「人気店はどうせ味が落ちる」と思って5年ぶりに行ったら、自分の思い込みを後悔した話

グルメ

2026.9.16更新

北海道グルメ回転寿司の王者…

そう、「根室花まる」といえば、札幌へ来たらまず寄ってみたい回転寿司の一つだろう。

海外からの観光客にも、日本人にも人気。店内にはさまざまな国の人が入り乱れ、まるで多国籍な空間になっているほどの大人気寿司スポットである。

以前、自分は「コスパカアワード」という企画で根室本店へ足を運び、見事1位をつけさせてもらった。

しかし、それ以来どんどん人気となり、「いつ行っても混んでいる店」というイメージが強くなってしまった。

同時に、「ここまで人気になったら、さすがに味も落ちているんじゃないのか?」

そんな勝手な思い込みもあり、北海道へ行くたびにチャンスはあったものの、結局5年近く足を運ばないままになってしまったのである。

だが今、改めて根室花まるを味わってみたい。

そんな欲求が生まれ、勇気を出して店へ足を踏み入れた。結果的に大正解だった。

今回は5年ぶりに訪れた率直な感想はもちろん、現在の受付システムや待ち時間なども含めてレビューしていきたいと思う。

回転寿司 根室はな丸とは

説明は不要かもしれない。

言わずもがな、北海道グルメ回転寿司の王者とも呼べる不動の地位を築いている店ではないだろうか。

札幌には数店舗あるが、観光客でも行きやすい主要エリアには、札幌駅・大通り・すすきのと3店舗ほど展開されている。この分散具合もさすがと言ったところだ。

今回訪れたのは、すすきの駅からすぐ「ココノススキノ」の地下にある店舗。

ニッカおじさんの看板がある交差点からもすぐで、以前紹介した「エルムの山麓」すぐ隣でもあり、入り口には大人気のパン屋である「どんぐり」もある。

隣には、立食い寿司の「魚のネムロ ふくはら」もある。

札幌駅の「根室花まる JRタワーステラプレイス店」や、大通り付近にある「根室花まる 大同生命札幌ビル miredo店」なども様子を見ていたのだが、今回選んだ「根室花まる ココノススキノ店」が一番人がまばらで、比較的入りやすそうな雰囲気だった。

まずは店頭にある発券機で順番待ちの受付をする。

これがかなり秀逸で、発券後にQRコードを読み取ると、現在あと何組待ちなのか、どれくらい待ちそうなのかをスマホで確認できる。

これのおかげで自由に時間を使えるし、「ただ並んで待つ」という感覚がかなり軽減されるのだ。

自分は以前ブログでも紹介した、すぐ隣の「エルムの山麓」でゆっくり時間を潰すことができた。

……時間潰しというか、結局楽しみ過ぎてしまったわけだが。

平日なら混雑時で1時間ほど。昼過ぎなど時間帯によっては15〜30分程度、昼でも夕方でもない中途半端な時間なら、並ばずに入れそうな雰囲気だった。

休日の混雑時は分からないが、もしかすると1時間半、あるいはそれ以上待つこともあるのかもしれない。

そのため、札幌で根室花まるへ行くと決めているなら、まずは何より先に発券機へ向かうことをおすすめしたい。

先に受付だけ済ませてしまえば、近くを散策したり、どこかで軽く一杯飲んだりしているうちに、意外とあっという間に呼ばれる時間がやってくる。

そんなこんなで、自分は約30分待って店内へと案内されたのである。

回転寿司 根室花まるを体験

店内はこんな感じ。

根室本店とはやはり違い、こちらは札幌。

システマチックで清潔感のある店内だ。

席へ通されると、「さて何を食べようかな」というワクワクが一気に押し寄せてくる。

そしてなんと!!!

今の時期だけの3日間限定「ネタ二階建祭り」が開催されていた。これは正直知らなかったので、嬉しい誤算である!

王者でありながら、こういう遊び心を忘れない姿勢には好感を感じる。

メニューはこんな感じ。

昔に比べると少し値上がりしている印象だ。180円皿が廃止されている。

こちらは汁物メニュー。

驚いたのは、以前あった名物「花咲蟹の鉄砲汁」が「タラバガニの鉄砲汁」になっていたこと。時期的なものなのか、正式に変わったのかは分からない。

さて、この二階建てネタがどれほどのものなのか。まずはサーモンと生マグロを注文してみることにした。

注文は紙に書いて店員さんへ渡すスタイルなのだが、その接客も満面の笑み。うーむ……強い。

ほどなくして運ばれてきた。

うおおおお~~!!!!

マジか…マジなのか。

これはイイかもしれない。ネタのボリュームもさることながら、それ以上にこの色味。鮮度の良さが見た瞬間に伝わってくる。

堪らなくウマいぞ…

ネタのウマみと新鮮さを確かに感じる。

そして生マグロ。

一貫とはいえ、この存在感である。これは……

追加するしかないでしょ!

生ビール!!

この時点で、自分の中のフェーズが少し変わった。今回はあくまで「5年前との比較」という気持ちもあり、どこかで「昔よりパワーダウンしているだろう」と思い込んでいた。

だが、その思い込みだけで今まで来なかったことを少し恥じた。

人間のミスは、思い込みから始まる。

そんなことを改めて知ってしまった。

……つかマジでウマい。ネタがいい。

これをビールで流せば……

くはぁぁぁぁ……

一応、二階建てサーモンを1枚外してみた。これがデフォなのだろうか。

それでも十分戦える色味と鮮度である。

本来は「今日は3皿くらいで終わらせよう。」そう決めて入店したはずだった。

そのルールは、この時点で完全に崩壊した。普通のマグロも気になり、ホタテも追加注文してしまった…

こちらがバチまぐろ。

二階建てほどのインパクトはないが、色味が素晴らしい。札幌で回転寿司のマグロはそこそこ食べてきたが、これは間違いなく上位クラス。

とはいえ、5年前の本店に比べると値段は上がり、ネタの大きさも少し控えめになったかもしれない。

だが……イイぞ。

ねっとりとした食感で、ウマい!

続いては、名物のホタテ二階建て

根室花まるのホタテは、キャンペーンじゃなくてもデフォで2階建てである。

相変わらずコレ考えたやつ誰だよ……と思わずツッコミたくなるビジュアル。

寿司……なのか?

魔改造されすぎたホタテである。

ウマぁ……

実はこれ、一口で食べてから30秒ほど放心状態になってしまった。ガチである。

とはいえ、本店で食べた時は2貫430円だったことを考えると、ちと値上がりしたかな。

さて、ここで以前も注文した鉄砲汁。以前との違いを確認するためにも、これは頼まなくてはいけない。

もはや使命なのである。

今回はタラバガニだが、この鉄砲汁は根室花まるのプライドが詰まった一品だと自分は思っている。そんなこんなで注文。

ヤ……ヤベェ。

この店は調子に乗るということを知らないのか。なんなら前回来た時より進化しているんじゃないのか?ここでまたしても…

「もっと根室花まるに来ておけばよかった……」

という後悔が押し寄せる。

ネギをどけると……

見よ、この蟹の暴力。

しかも、ほじくると意外なほど身が出てくる。これがまた楽しい。

殻の量もヤバすぎぞ!

最後は甘エビの二階建。これもヤバい。密集しすぎでしょ……

もう甘エビが弧を描いている。

トロける~~~~~~!!

めちゃくちゃ満足である。

……と同時に、思った以上に注文しすぎてしまったことに気づき、ハッとする。

優しいスタッフさんにお会計をお願いし、根室花まるを後にしたのである。

回転寿司 根室花まるの総評

行け!以上。

……と言ってしまえば、それで終わってしまうかもしれない。

そして何度も本文で書いたが、自分の勝手な妄想で

「ここまで人気なら、名前だけが一人歩きして味や質は以前より落ちているんでしょ?」

と思い込んでいたことが、本当に良くなかったと痛感した。

5年前に根室本店の味を知っているんだから、それ以上の感動はもうないだろう。

そんなふうに勝手に決めつけていたのだが、水準をしっかり保ちながら、時代の変化にもがき、進化を続けていた。

現状に満足せず、より良いものを提供しようという信念がしっかり伝わってきて、胸を打たれた。

ミュージシャンの世界では、「インディーズ時代が一番良かった。」そんな声を聞くことがある。だが根室花まるは違う。

メジャーになっても良い曲を作り続け、探究心を忘れないアーティスト。そんな存在と言ったほうがしっくりくるだろう。

「人気店には人気店なりの理由がある。」まさにその言葉を、そのまま体現している店だった。

そりゃ、ここまで人気になるわけである。

自分はコスパの良い個人店や、まだあまり知られていない名店を探すのも好きだ。

だが、こういうことを大御所の回転寿司にやられてしまったら、正直太刀打ちできないだろうなとも感じた。

それくらい威力が強い。

だが、今回は二階建てフェアというチートを使ってきたため、通常時に行った時はどう感じるかはわからない。

とはいえそれができるという企業努力も実力かもしれない。

もちろん褒めちぎったが、気になる点もある。

やはり人気店だけあって、待ち時間は避けられないだろう。

また、180円皿は廃止され、サーモンやばちマグロといった定番ネタも5年前に比べると値上がりしている。ホタテも2貫から1貫提供になってしまった。

ネタも「このご時世でここまでやるのか」と思えるほどのクオリティではあるが、正直、本店と比べると少し小ぶりに感じるネタもある。

だが、それでも強い。

このご時世である。多少の変化は受け入れなければならない。それでもなお、「また行きたい」と思わせる力が、この店にはあった。

そしてもし待ち時間ができたら、ぜひ以前紹介した「エルムの山麓」でワインを一杯ひっかけながら過ごしてみてほしい。

そんなことを思いながら、5年ぶりの根室花まるを後にした。

最高だった。

ごちそうさまでした。

COCONO SUSUKINO地下1階をまとめて楽しみたい人へ
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店舗情報

  • 店名: 根室花まる ココノススキノ店
  • 住所: 北海道札幌市中央区南4条西4丁目1-1 COCONO SUSUKINO 地下1階
  • 営業時間: 11:00~21:00(L.O.20:30)
  • 定休日: COCONO SUSUKINOの休館日に準ずる

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