【札幌・大船鮨】店頭の寿司サンプルは信じるな!想像を超えるデカネタの”逆詐欺”寿司屋だった

グルメ

想像を超える逆詐欺である。

飲食店でよくメニューの写真などを見て「ウマそう!」と思って注文したら、実物がまったく違った…そんな経験はないだろうか?

あのイメージとの違いによるガッカリ感はとんでもなく大きく、なんともいえない気分になる。

だが、それがたまに逆というパターンもある。「え? メニューよりウマそうじゃん!!」という展開になる時もある。

逆詐欺である。

そのとき脳内から分泌されるハッピーな脳汁は、何物にも代え難い幸福を呼ぶ。しかし、その逆詐欺が行き過ぎていたらどうだろうか?

喜びと同時に驚きが加わり、「なぜこんなことが?」と感情がどうにかなりそうになる。

今回ご紹介するのは、逆詐欺も逆詐欺。

札幌にある、ヤバいデカネタの寿司屋をご紹介したいと思う。

大船鮨とは

この店は「札幌場外市場」近くに店を構える。

もっとも最寄りは地下鉄の二十四軒駅。JRなら札幌駅から1〜2駅の桑園駅か琴似駅から歩くのがいいだろう。

以前紹介した「根室花まる」「千春鮨」「ちょこっと寿司」などはすすきの付近にあるが、この店はどちらかというと少し郊外の住宅街や道路沿いにある。

とはいえそこまで札幌駅からも遠くないので行きやすいだろう。

市場も近いため、なかなかいい寿司を提供してくれるんじゃないか?そんな期待が抑えられない。

いい感じの面構えだ。

ディスプレイを眺めていると、可愛い寿司のサンプルがある。

……のだが、後にこれが恐ろしい逆詐欺になるのである。

店へと入店。

大船鮨へ入店

店へ入ると、カウンターと小上がりがあり、小上がりへ案内される。こんな雰囲気で、昔ながらといった空気感がなんとも落ち着く。

飲み物メニューはこんな感じ。

定番をしっかり押さえてあり、瓶ビール(サッポロクラシック)は580円と、寿司屋にしては良心的。

日本酒は480円と、寿司屋によっては1,000円近く取る店もあるため、コスパ良し!!

寿司メニューはこんな感じ。

結構レンジが広いメニューたちである。普通の握りからアラカルト、さまざまなセットまで揃っている。

裏を見ると、ちらしなども。

刺身も食べたいな〜と思っていたら、

刺身とすしのコンビネーションなるものを発見したのでこちらに。

奮発してBにしてしまった!評判の良い寿司屋なので、とにかく楽しみである。

大船鮨の寿司を体験

まずは、やはりこれだろう。

寿司屋といえば瓶ビールが好きな自分としてはたまらない。しかもサッポロクラシック!一緒にお通しも持ってきてくれたぞ!

ホッキの紐や貝柱と胡瓜を和えたものだ。

こういうのが嬉しいし、「北海道の寿司屋に来た!」って感じがする。

程なくすると、

寿司と刺身のセットが運ばれてきた……

うおおおおぉぉお?!!!

女将さんが持ってきてくれた瞬間、思わず小さく声が出てしまった。

これはいくらなんでもヤバいぞ。

なんちゅうボリュームとデカさ。

最初は「寿司6貫と巻物、そこに刺身か〜。追加してもいいかな?」くらいの軽い気持ちだったのだが、この段階でもう無理だろうという状態になった。

このマグロを見てほしい……いや奥の白身もである。

入る前に見たディスプレイの寿司との違いにも程があるだろう。

逆詐欺すぎる……!

いや、なぜあれをディスプレイにしてるんすか?と疑ってしまう。というか、メニューに写真を載せないのも謎である。

嬉しいはずなのに、不思議と「どうして!!!」という感情がミックスされる。

見よ!この艶々とした本鮪。

まさに海のルビー。このままリングにつけて指にはめてしまいたい。濃厚で、とろりと舌の上でとろける。ウマすぎ!

これでビールは瞬時に減ってしまった。

定番のボタンエビもあり、この下のタコが絶品だった。

タコのやわらか煮というやつか。

タコの旨みがギュッと詰まっているのに柔らかい。ギリギリの煮具合である。

この〆サバが特に秀逸で、〆ているのに酢をあまり感じず、ほろっと口の中でとろける。

しっかりと素材の味を感じられる、ギリギリの締め具合だった。

そして天下のボタンエビ。

ボタンエビをしっかり出してくれる寿司屋は結構少ないので嬉しい!頭をちぎり、味噌と混ぜて食べれば絶品の世界だった。

この玉子が驚くほどウマかった。

しっかり仕事をしている味であり、味付けも上品。

タコや〆サバもそうだったのだが、この店は一手間加えた仕事のセンスがすごい。瞬時に消えるビールをまた注文しつつ……

さて……寿司にいくか……!!

と持ち上げると……?けっこうずっしり!!!

ネタもデカいが、シャリも意外と詰まっていて、これはなかなか腹パンになりそうだ。

ホッキは新鮮でウマし!唯一、ご飯のほうが勝っているネタかもしれない。

ヒラメ……もうネタが大きすぎて、持ち上げると丸まってしまう。

肉厚で最高だ!一口では決して口には入らないのである

穴子である…!これは見た目もウマそうで結構楽しみにしていたのだが、唯一微妙な仕事具合だった。

酸味を感じ、納豆の臭みをなくしたような風味と酢が混ざったような風味が突き抜けてくる。ちょっと食べていて辛かった。なぜなのだろうか……?

巻物たち。

意外だったのが、これがメチャ良かった。

一つ一つの味が丁寧で、素材の味をしっかり引き出している。

いわゆる買ってきた漬物や素材を巻いたというより、一つ一つ中のネタは手作りで全部作ってるんじゃないかと感じる。

普通に酒の肴にもなり、大将の技が光る。

そして…

こいつが大御所。今回の逆詐欺の元凶ともいえるだろう。

なんという暴力。

もはや寿司と呼んでいいのか?

先日書いた「根室花まる」のホタテもすごかったが、こっちも魔改造されすぎである。

寿司として申し訳ないのだが、3等分くらいに箸で切って食べないと無理であった……

この辺りでかなり腹にきてしまった…マグロもしっかり腹にたまっていくからヤバいのである。

ウニはめちゃくちゃ新鮮。

臭みゼロで甘みを感じ、とんでもなく秀逸だった。こんもりと乗っていて最高!!もっと食べたい!!

そしていくらにもこんなことをしてしまった…スミマセン…

この辺りでかなりの腹パンになりつつ、ごちそうさまをした。

いや〜、すごい体験をしてしまった……!

大船鮨の総評

とんでもない満足度である。

ネタの大きさや鮮度、そしてぎっちり詰まったシャリ。さらに、大将の技が光る一手間かけられたツマミたち。

今回頼んだセットは正直5,500円(税込)といい値段なのだが、ここまで満足するとそれすらリーズナブルに感じてしまう。

寿司屋によっては5,000円くらいの特上にぎりでも「まあ……こんなもんか」となるケースはある。

だが今回は、その値段でここまでしてくれていいの?という謎のお得感を感じてしまった。

そして何より、料理の腕がすごいと感じた。

卵焼きや巻物、〆サバやタコのやわらか煮など、すべてが素材の味を極限まで引き出しているかのような仕事ぶり。

デカネタやインパクトだけに頼っていないというか……それがまたすごかった。また、なぜあのディスプレイなのか。

メニューも文字だけという逆詐欺ぶり。もっと前面に出してほしい。

とはいえ、そういうところに頼っていないからこそ、「いい店なんだな」という信頼も感じてしまう。そんなことをしなくても常連が付き、客が客を呼ぶ。そういう店なのだろうか。

なにはともあれ、最高の逆詐欺に感動である……。

ごちそうさまでした!

店舗情報

  • 店名: 大船鮨
  • 住所: 北海道札幌市西区二十四軒2条1丁目2-19
  • 営業時間:12:00〜14:00(L.O.13:30)17:00〜21:30
  • 定休日: 月曜日

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