【福岡】ふくちゃんラーメン田隈本店はわざわざ行く価値アリ?地元民が通い続ける理由がわかったぞ!

グルメ

ふくちゃんラーメン

この店は知っているだろうか?

食べログも常に上位、個人店としては「八ちゃんラーメン」とも拮抗している。地元密着でもあり大人気の博多ラーメン屋だ。

博多駅周辺や天神には有名店が山ほどある。そんな中、今回どうしても行ってみたかったのは、中心部から少し離れた住宅街にある老舗ラーメン店だ。

地下鉄に揺られ、駅から歩き、さらに行列に並ぶ。

一杯のラーメンのために、そこまでする価値はあるのだろうか?

結論から言えば、アリよりのアリ!

そこで出会ったのは、想像していた濃厚豚骨とは違う角度から攻めてくるような至極の一杯だったのである!

ふくちゃんラーメン田隈本店とは?博多駅からのアクセスと行列事情

今回訪れたのは、福岡市早良区にある「ふくちゃんラーメン 田隈本店」。

1975年創業という歴史を持ち、地元で長く愛されてきた豚骨ラーメンの名店だ。

博多駅から地下鉄七隈線に乗り、賀茂駅まで約30分。

そこから住宅街を10分ほど歩くと、赤い看板の店が見えてくる。

中心部の繁華街とは違い、周辺はのんびりとした雰囲気。こんなところに、本当に行列のできるラーメン店があるのか?

そんなことを思い到着したのが、14時30分ごろ。

店先の記帳表を見て驚いた。

なんと14組待ち……!!

しかも、これは14人という意味ではない。2人組や3人組もいるので、ざっと20〜30人ほどが待っている。

昼のピークを外したつもりだったのだが、まったく甘かった。

駐車場も広いので車で来て、そのまま車内で待っている人もいるようだった。

店の横には屋根付きの待合スペースがあり、ベンチにはおじいちゃんやおばあちゃんの姿も。

そして、ここが面白い。

待っているお客さんたちの会話が、実に活発なのである。

「昔はもっと空いていた」「2時間待ったこともある」「一風堂は高いよね」なんて話が聞こえてくる。

なかには「ふくちゃんが一番おいしい」という声まで。

観光客が話題のラーメンを食べに来たというより、昔から食べてきた自分たちのラーメンを、今日も井戸端会議をしながら食べに来ている。

そんな空気が漂っているのだ。

実際、ふくちゃんラーメンは百道で創業し、現在の田隈へ移転してきた歴史を持つ店。

なるほど、これだけ幅広い世代に親しまれているのも納得である。

店員さんの案内も感じがよく、順番になると店先から声をかけてくれる。

そして15時05分ごろ、ようやく入店!

待ち時間は約35分だった。

「ふくちゃんラーメン」のメニューと値段!ビールのお供も最高

席に着いたら、まずはラーメンとビールを注文。

ちなみに店外のメニューを見ると、ラーメンは750円。チャーシューメンは950円となっていた。

チャーシューメンにも惹かれたが、今回は普通のラーメンを選択。

そして、先にやってきたのがキリンラガーである。

くぅぅぅ……! 

待った体にビールが沁みる!!

車で訪れるお客さんが多いせいか、周囲ではあまりビールを飲んでいる人を見かけなかった。

しかし、電車と徒歩で来たコスパカには、これが唯一の特権…

さらに驚いたのが、卓上に置かれている無料のチャーシューもやし。

チャーシューの切れ端ともやしが一緒になっているのだが、これが実に素晴らしい。切れ端といっても、肉が結構ゴロゴロ入っている。

これだけで、ずっとビールが飲めてしまうではないか……!

正直、チャーシューメンにしなくても十分かもしれないと思ってしまった。

ラーメンが来る前から、すでに満足度が高い。

ふくちゃんラーメンを実食!あっさり豚骨スープと麺の旨みがすごい

ラーメンが着丼。

キター!!!

なみなみと注がれた豚骨スープに、たっぷりのネギと大きなチャーシュー。

これはもう、見た目からしてウマそうすぎる……!!

さっそくスープを一口。

……おおっ!

思っていたより、ずっとあっさりしている。

豚の脂や旨みがじんわりと広がるのだが、決して重たくない。塩気もちょうどよく、飲み込むと後味がすっと消えていく。

薄いわけではない。豚骨のコクは確かにある。

なのに、さらりと体に沁み込んでくるような、なんとも優しい味なのである。

なるほど…!

これなら年配のお客さんが多いのも、わかる気がする。

朝からでも食べられそうだし、毎日食べても飽きなさそう。むしろ、飲んでいるうちに健康になってしまうのではないかと錯覚するぞ。

そして、驚いたのが麺。

すすった瞬間、麺そのものの風味がふわっと広がるのである。

スープだけでもウマいのだが、麺を一緒にすすることで、香りと旨みが重なり、一杯の味が完成するような感覚。

これは確かにウマい。

派手な濃厚さで圧倒するのではなく、スープと麺が一緒になって、じわじわとおいしさを伝えてくる。

こういう豚骨ラーメンもあるのか……!

卓上調味料で味変!ふくちゃんラーメンが地元で愛される理由

さて、ふくちゃんラーメンの楽しさは、ここからが本番かもしれない。

卓上には、生ニンニク、ニンニクチップ、壺ニラ、そして先ほどのチャーシューもやし。

味変の選択肢が、豊富。

まずは壺ニラとチャーシューの切れ端を投入。

すると、優しかったスープに一気にパンチが加わる。

さらにニンニクやニンニクチップを加えていくと、旨みがどんどん重なっていくではないか!

ここで感心したのが、スープの懐の深さである。もともとはあっさりした味なのに、薬味を入れても、その味だけに支配されない。

しっかりした豚骨の旨みが土台にあるから、薬味が全部いい仕事をするのだ。

ニンニクはニンニクとして、ニラはニラとして主張する。それなのに、ちゃんと一杯のラーメンとしてまとまっている。

これは素晴らしい。

ところが、食べ終わりが近づくにつれて、不思議な気持ちになってきた。

ああ、もう一度、最初のスープを飲みたい……。

いろいろカスタマイズして、確かにウマくなった。

なのに、あの何も加えていない優しい豚骨の味が、妙に恋しくなるのである…

「ふくちゃんラーメン」の総評

地元密着型人気ラーメン

そんな感じだろう。

今でこそ様々な博多ラーメンが福岡の都心含めせめぎ合っている。

しかし、ふくちゃんは昔からこの味でやってきたという、福岡市民のソウルフードを守り続けるような。

これこそ歴史を感じる一つの博多ラーメンを体験してしまったという感じだ。

毎日でもたべたい一杯…というべきか、博多ラーメンをイメージで毛嫌いしている年配の人にも勧められるよう。

それくらい、あの優しい豚骨の旨みが印象に残ったのである。

長年続くこの店の真髄や、お客さんが通い続ける理由がわかったような気がする。

店内でも年配のおばあちゃんが大将に「いちばんおいしいねえ」という言葉。となりの常連さんっぽいひとは「はいこれ!」と缶ビールをあげてたり。

大将はにこやかになり、ラーメンを作る。

そんな体験風景がたまらなかった。

博多駅から地下鉄で約30分、さらに歩いて10分。そして、この日は35分の行列。

一杯のラーメンを食べるまで、博多駅から1時間以上。

ぜひ、地元の人たちが何十年も通い続ける理由を、体験してみるのもありかもしれない。

地元で愛され続ける豚骨ラーメンの底力を感じることができるであろう。

いやぁ、来てよかった!

店舗情報

  • 店名:ふくちゃんラーメン 田隈本店
  • 住所: 福岡県福岡市早良区田隈2-24-2
  • アクセス: 地下鉄七隈線「賀茂駅」から徒歩10分
  • 営業時間: 月曜11:00〜15:00、水〜日曜11:00〜20:00

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