【函館ラーメン】実際に歩いて感じた“函館塩ラーメン文化”|地元密着の名店4選

グルメ

函館塩ラーメンは“地元の日常”だった

函館といえば塩ラーメンである。

実際に函館を歩いていると、
澄み切った空気感が、
そのまま塩ラーメンの透き通るスープと混ざり合う。

個人的に、
函館の塩ラーメンは札幌味噌ラーメンのような派手さではなく、
どこか地元の日常に寄り添っているイメージだ。
札幌味噌も気になる方はこちら。

実際に食べ歩いてみても、
“ガツン”
というより、
優しくスッと入ってくるような、
そんなラーメンのイメージだ。

そのため、
とにかく濃い!重い!パンチ!
を求める人は、
最初は少し戸惑うだろう。

また、
函館の地元民に立ち飲み屋で話を聞くと、
「昔は塩ラーメンといえば蕎麦屋で食べるものだった」
と熱弁された。

実際、
今回回った店の中にも、
蕎麦屋や定食屋のような空気感を持つ店があった。

今回は、
そんな“函館塩ラーメン文化”を感じた、
地元密着型の名店を紹介していきたいと思う!

滋養軒|函館塩ラーメンの王道

函館塩ラーメンを語るなら、
まず外せないのが「滋養軒」だろう。

食べログ百名店にも選ばれており、
函館ラーメン系ではトップクラスの人気店。

オープン前から、
気づけばどんどん行列が伸びていく。

そこには地元民、
観光客、
常連らしき人達まで入り混じり、
“函館の人気店”
らしい空気感がしっかり漂っている。

人気店ではあるのだが、
どこかレトロ。

「昔から地元民が気軽に通っていたんだろうな」
と思わせる雰囲気もまた良い。

澄んだスープと圧倒的コスパ

自分が訪れた頃は一杯500円ほどだったが、
現在は650円になっている模様。

とはいえ、
今の時代でこの価格は安い。

チャーシュー麺にすると、
チャーシューが6枚!

値上がりしたとはいえ850円。
正直コスパが良い。

透き通ったスープにチャーシュー。
まさに王道の函館塩ラーメン。

めちゃウマいぞ!

スープは派手ではないが
優しい塩味の中にしっかりコクがある。

鶏や豚ベースに、
昆布系の旨味も感じる。

澄んだスープだが、
しっかり時間をかけて丁寧に作られている印象だった。

メンマも、
おそらくスープと一緒に炊いているのだろう。

全体のまとまり感が素晴らしい。

北海道らしい麺も魅力

麺は細めかと思いきや、
少し縮れも感じる北海道らしい麺。

こういう“自家製感がたまらない。

スープとの絡みも良く、
函館塩ラーメンらしさをしっかり感じる一杯だった。

函館の寒い夜に、
合いそうなラーメンなのである。

→「滋養軒」の詳しいレビューはこちら。

よしだ支店|蕎麦屋で塩ラーメンを食べる函館文化

冒頭でも触れたが、
「昔は蕎麦屋で塩ラーメンを食べる文化があった」
という函館の話を、
そのまま今に残しているような店がこの「よしだ支店」なのだ。

見た目は完全に蕎麦屋…!

中へ入っても、
ラーメン屋感はまったくない。

歴史ある町蕎麦そのものだ。

だが、
そんな店で塩ラーメンが大人気。

しかも、
スープ切れやチャーシュー切れで、
ラーメンが売り切れる日もあるという。

地元民に愛される空気感

自分はオープン前に到着したのだが、
すでに並んでいる人もいた。

車内で開店待ちをしている地元民もいる。

しかもほとんどが観光客ではなく、
地元の人達。

家族連れも多く、
この空気感が観光地ばかり行ってると異質に感じるだろう。

“昔ながらの地元店”
という言葉が本当に似合う。

550円とは思えない満足感

ラーメンは550円。
安すぎだろ!

先ほど紹介した滋養軒も十分安いのだが、
ここは今でも550円を維持している。

運ばれてきたラーメンには、
柔らかいバラチャーシュー、
ネギ、
メンマ、
そして函館塩ラーメンらしい“麩”。

麺は太めでもちもち。
これがたまらなくウマい!

おそらくこちらも自家製麺っぽい。
さらに意外と麺量もしっかり入っている。

味はホッとするタイプ。

澄んだスープに、
チャーシューの油が溶け込み、
優しい旨味を作っている。

まさに函館の日常塩ラーメン。

店内には週刊誌、
テレビ、小上がり席。

それぞれが蕎麦や定食を楽しみながら、
自然に塩ラーメンも食べている。

こういう場所で、
“蕎麦を食べるように塩ラーメンを食べる”
という函館文化を、
強く感じた店だった。

余談だが、
カツ丼もウマそうだった。

→「よしだ支店」の詳しいレビューはこちら。

にしん亭|深夜の函館民が集まる不思議な店

「にしん亭」は、
定食屋でもあり、居酒屋でもあり、
どこかスナックのような空気感もある不思議な店である。

刺身や酒で一杯やる地元民も多いのだが、
塩ラーメンを食べに来る人も多い

看板にはしっかり“函館塩ラーメン”。

昼はカラオケまでできるらしく、
独特な自由さ空気が流れている。

函館の夜に溶け込む塩ラーメン

こういう定食屋で、
当たり前のように塩ラーメンを食べる文化。

函館らしいぞ…!
とりあえずサッポロクラシックを注文。

函館は、
0時を過ぎると静かな街。

そんな中、
ここは深夜2時まで営業している。

この後紹介する「笑てん」と並び、
地元民の“最後の避難地点”
のような存在にも感じた。

ただ、
笑てんと大きく違うのは、
観光客がかなり少ないこと。

店内は函館民率が高い印象だった。

五稜郭のようなトッピング配置

塩ラーメン。950円。
今回紹介する中では最も価格が高い。

スープは綺麗。

トッピングは、
点と点を結べば五稜郭になるんじゃないか?
というくらい絶妙な距離感で配置されている。

麺はやや太めの縮れ麺。
味はスッキリで澄み切っている。

コクも控えめで、
具もシンプル。

正直、
コスパだけを見ると高く感じる。

だが、
深夜にだらだらテレビを見ながら、
この澄んだ函館塩ラーメンをすする時間。

この空気感は、
ここにしか出せない。

実際に行かないと伝わらない、
妙な良さがある。

味だけで言えば、
個人的にはリピートは悩む。

が、
なぜか自分まで函館民になったような感覚が残る。

この独特な空気感は、
実際に行かないと分からないだろう。

なんとも不思議な店だった。

→「にしん亭」の詳しいレビューはこちら。

ラーメン専科 笑てん|函館の夜を支える締めラーメン

「笑てん」は、
函館でも一番遅くまで営業している
ラーメン店かもしれない。

そのため、
地元民や観光客の“締めラーメン”
として強い存在感を放っている。

深夜3時まで営業する貴重な存在

函館は、
深夜営業の店が少ない。

居酒屋も早めに閉まる店が多く、
0時を過ぎると、
バー、
コンビニ、
スナック系くらいしか開いていない。

そんな中、
ここは18時開店、
深夜3時まで営業。

とても貴重な存在である。

逆に言えば、
ここが休みだと普通に夜の締め難民になりそうだ。

店内にはサインがずらり。

“函館の夜の最後の砦”
という風格すら感じる。

実際、
地元民が居酒屋代わりに使っていたり、
バーやスナック帰りの人達が集まっていたり。

函館の夜文化を感じる店だった。

バターが溶ける函館塩ラーメン

ここはカレーラーメンも有名なのだが、
今回はやはり塩ラーメン。

塩ラーメン750円。

なると、ネギ、わかめ、
チャーシュー2枚。

ベーシックな函館塩ラーメンだ。

そこへバターを追加。

もう完全に
“ディスイズ函館塩ラーメン”
である。

スープは澄んでいて、
一口飲めば…

ウマァァァァ…

出汁感もしっかりあり、
ホタテなのかは分からないが、
どこか海を感じる風味もある。

そこへ、
濃厚なバターが溶け汚されていく…!
なんという背徳感…

麺は函館定番の、
少し黄色みがかった中太麺。

さっぱりした塩スープは、
飲み終わりでも重すぎず、
締めとしてちょうどいい。

なお、
ザンギなどもあるのだが、
先に食べると塩ラーメンの繊細さが少し弱まるため注意したい。

→「ラーメン専科 笑てん」の詳しいレビューはこちら。

総評|函館塩ラーメンは“街の日常”だった

どの店も、
それぞれ違う個性を見せてくれた。

だが、
札幌ラーメンのような
“ラーメン屋が並ぶ文化”
とはまた少し違う。

蕎麦屋だったり、
定食屋だったり、
食堂だったり——

函館の塩ラーメンは、
街の日常に当たり前のように溶け込んでいる印象であった。

正直、
全体的にガツン!と濃いラーメンではない。

そのため、
「飲んだ後は超濃厚!」
を求める人には、
少し物足りなく感じるだろう。

だが、
函館の塩ラーメンには、
“地元に寄り添う良さ”
があった。

飲んだ後でもスッと入る。もちろん日常の食事でも。

そして、
気づけば街の文化として根付いている。

今回実際に歩いてみて、
函館塩ラーメンは
“観光グルメ”
というより、
函館の日常そのものなのだと感じた。

函館にはまだまだラーメン店がある。

今後も食べ歩きながら、
このブログで紹介していきたいと思う。

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