【札幌・なごやか亭】寿司を食べていたら突然太鼓が鳴り響き、店内がカーニバルになった回転寿司

グルメ

札幌の回転寿司は派閥で分けられる。

そう、札幌には良質な回転寿司店が多すぎて、地元民の間では「根室花まる」「トリトン」、そして今回ご紹介する「なごやか亭」も一つの不動の人気を誇る一軒として知られている

根室花まるやトリトンは東京にも進出しているうえ、あまりに有名で「ウマい!」という噂は散々耳にしてきた。

そのため以前のブログでは、そういった東京へ進出している店を含め、噂を耳にする3店舗すべての本店を食べ歩いて勝手に順位まで付けさせてもらった。

だがしかし、有名店でありながら、ひっそりと地元民にも愛されている札幌回転寿司の一つ「なごやか亭」の情報をゲットしたので、ぜひ一度足を踏み入れてみたいと思った。

結果的に、心躍るような、まるで祭りに来たかのようなカーニバル感を味わえる店だった。

それではレビューしていきたいと思う。

なごやか亭とは

この店は釧路発祥の回転寿司で、札幌には10店舗ほど展開している。今回は駅から歩いて行ける店舗を探したところ、「なごやか亭 発寒店」をチョイスさせてもらった。

東京には進出しておらず、北海道となぜか岐阜に店舗がある。

ほぼ北海道ご当地チェーンと言って過言ではないだろう。

以前まとめ記事で紹介した「ぱさーる」などと似ているかもしれない。決定的な違いは、こちらは北海道内にかなりの店舗数があるということだ。

基本的には国道沿いにあり、家族みんなで訪れるような雰囲気の店づくりなのだが、調べてみると徒歩で行ける店舗もある。

以前歩いてトリトンの北見本店まで行ったことを思えば、まさに天国である。

最寄りは宮の沢駅。

札幌駅・大通駅方面から地下鉄で15分ほど乗れば到着する。同じエリアには白い恋人パークもあるので、セットで訪れるのもありかもしれない。

いかにも国道沿いといった雰囲気。

……とはいえ、駅を降りればもう見えている。

少し歩けば、なごやか亭が現れる。

この感じ、過去に本店巡りをした時の根室花まるの外観を思い出してしまう。

そんなことを思いながら、店内へ足を踏み入れるのである。

なごやか亭を体験

中に入ると、とても綺麗で広い。

店員さんも「絶対サービス満点でしょ……」というオーラを醸し出しながら、「少しだけお待ちください。こちらで整理券をお取りください」と、笑顔で発券機を案内してくれる。

待合スペースのソファはかなり大きい。

おそらく繁盛する曜日や時間帯には、とんでもない人数でごった返すんだろうな……と想像できてしまうほどだ。

なんとコンセントまで完備。

この整理券、どこかで見たなと思ったら以前紹介した根室花まると同じシステムだった。

北海道は回転寿司の待ち時間が長い店が多いため、このシステムが主流なのだろうか。そんなこんなで順番が呼ばれ、席へ案内される。

席に座るとこんな感じである。

カウンター席は2席ずつボックスのように区切られており、一人でも二人でもゆったり座れる造りになっている。

カウンター席ながら、この居心地の良さはかなり好印象だ。

見回すと店内はこんな感じ。

担当のスタッフさんがやってきて、「本日担当します○○です」と笑顔で挨拶をしてくれる。サービス良いなぁ……。

以前トリトン本店へ行った時も、スタッフさんの接客がとても良かったことを思い出した。

メニューはこんな感じ。

150円台から700円弱くらいまでのラインナップである。

ここの名物は「こぼれいくら」と聞いていたので探してみたのだが……

1,716円!?

この価格設定はさすがに手を出しにくい…ぞ。

こぼれいくらと言っているけど、もう海鮮丼の値段じゃないですか……。

それにしても強気である。

気を取り直して、定番の天然まぐろ(バチ)

北海道では外せないサーモン、そして忘れてはならない日本酒「福司」を注文する。

店員さんへ直接伝えたり紙に書いて渡したりすることもなく、電モクでスムーズに注文。

ほどなくすると、笑顔のスタッフさんが運んできてくれた。

天然まぐろ(バチ)

結構デカい!

見本写真ほど赤みは強くないものの、ツヤツヤとしていてウマそうだ。

バチ特有の筋はあるが、気にならないくらい厚みがある。

食べ応えもしっかりあり、ウマい!

意外にもシャリはやや大きめだった。

サーモン

おお~~いいじゃん!

しっかり厚切りで悪くない。こういうデカいサーモンを見ると、「北海道の回転寿司に来たなぁ」と感じてしまう。

うーむ良い!!

脂もしっかり乗っていて、臭みもない。

欲を言えば、もう少しキラキラとした色味だったらさらに嬉しかった。

シャリがしっかりしているので、2皿でもなかなかズシンとくる。せっかくなので、もう一つの名物ともいえる自家製〆さばも注文してみた。

この色味は期待できそうだと思ったのだが……

おお~~そうきたか……。

正直、デカさも厚みも申し分なくウマそうではある。

ただ、写真からは浅めに酢締めした半生っぽい〆さばを想像していたのだが、実際はしっかり締めてあるタイプだった。

ウマい。うまいんだよ。ウマいんだけどさ…

写真から受けたイメージと実際の味の印象が違ったため、少し複雑な気持ちになってしまった。

店内が急にカーニバル

ここで急にイベントが始まった……!!

ドンッ!

突然、店内に太鼓の音が鳴り響く。

「こぼれいくらのご注文ありがとうございまーす!」そんな掛け声とともに…

「わっしょい!!」

スタッフさんたちの元気な声が店内へ響き渡る。一人が太鼓を叩き、一人がお客さんの皿へ豪快にいくらを盛っていく。

なるほど……!

これが、なごやか亭名物「こぼれいくら」の演出なのか。さっきまで普通の回転寿司だった店内が、一瞬で祭り会場のような空気へ変わる。

なんだかこっちまで楽しくなってくる。このライブ感やカーニバル要素も含めて、あの価格設定なのかもしれない…のだが。

1,716円。

いやいや、さすがに一皿2,000円近い回転寿司は勇気がいる。

「頼んでみたい。」

「でも今日は無理だ……。」

そんな葛藤をしている間も、

ドンッ!ドンッ!

太鼓の音は鳴り響き、店内は妙な一体感に包まれていたのである。

なごやか亭の総評

一言でいうと、

北海道グルメ回転寿司の水準を、しっかり保っている店。

そんな印象だった。

北海道に来たら「やっぱりコレコレ!」と思わせてくれるネタの厚み。

定番のマグロやサーモンも期待を裏切らず、ちゃんと安定してウマい。

シャリはやや大きめだが、それに負けないネタの大きさなので、しっかり満足感がある。

そして何より印象に残ったのは、スタッフさんの接客と、突然始まる太鼓の素晴らしい演出。

ただ寿司を食べるだけではなく、その場の空気まで楽しませてくれる回転寿司だった。

とはいえ…少しだけ気になった点もある。

一つはメニュー写真とのギャップ。

もちろん飲食店なので多少の違いは当たり前なのだが、〆さばを筆頭に「写真のイメージとは少し違うかな」と感じるネタがいくつかあった。

北海道の他の人気回転寿司では「写真と違うけど、これはこれでイイじゃん!」という驚きがあっただけに、少しだけ惜しく感じた。

そして、もう一つは名物の「こぼれいくら」の価格である。

1,716円。

調べてみると、元々は420円ほどだったそうだ。時代とともに値上がりし、現在の価格になったようだ。もちろん、このご時世なので値上げ自体は仕方がない。

それでも、気軽に注文できる価格ではなかった。

あの太鼓の演出を自分でも体験してみたかったのだが、今回は見送らせてもらった。

そういった気になる点はあったものの、それでもまた行きたいと思える店だったのは間違いない。ネタはしっかり大きく、接客は気持ちがいい。

そして突然始まる太鼓と掛け声。元気なスタッフさんの笑顔!あのライブ感は、なごやか亭ならではの魅力だろう。

カーニバルと素敵なサービス。

そして、大きなネタのちゃんとウマい寿司。

北海道には魅力的な回転寿司が数多くある。その中でも、寿司だけではなく「店の空気ごと楽しめる店」はそう多くない。

太鼓が鳴り響き、掛け声が飛び交い、気付けば自分まで少し楽しくなっている。そんな時間まで含めて楽しめるのが、なごやか亭だった。

ごちそうさまでした!

店舗情報

  • 店名: なごやか亭 発寒店
  • 住所: 北海道札幌市西区発寒6条9丁目17-10
  • 営業時間: 11:00~22:00(L.O. 21:45)
  • 定休日: 年中無休(年末年始を除く)

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