【瑞泉酒造】那覇で無料の酒造見学なのに試飲しすぎ!? 気づけばスタッフさんとの協力プレイになっていた!

グルメ

泡盛の瑞泉……

酒好きなら沖縄でなくとも、一度は耳にしたことがあるんじゃないかというくらい有名な銘柄である.

自分も東京の沖縄料理屋で瑞泉は飲んだことがあり、馴染みが深い。

以前ご紹介したヘリオス酒造同様沖縄を訪れたら何軒か泡盛酒造を見学したいな〜と思っていたのだが、まず最初に目についたのがこの瑞泉である。

なぜかというと立地の良さ。

以前ご紹介した名護にあるヘリオス酒造とは対照的に、こちらは那覇にある。

このグンバツな立地に瑞泉酒造がある……行かない手立てはないんじゃないだろうか。

そして……あまりに太っ腹な試飲。

そのため予約で来る人もいるのだが、ふらっと立ち寄って見学をし、そのまま試飲することもできる。

なんとも地域に根付いたこの雰囲気に、感極まって涙すること間違いなしだろう。

また、スタッフさんも大変協力的なのである。

気づけばスタッフさんとの“協力プレイ”が始まることに……!

瑞泉酒造の酒蔵見学とは

瑞泉酒造は、那覇の国際通りからだと、以前紹介したせんべろ街近くの牧志駅や県庁前駅からゆいレールに乗り、首里駅で降りて徒歩10分ほどの場所にある。

自分は国際通りのホテルから県庁前駅のゆいレールに乗り向かった。
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首里城もかなり近いので、セットで首里城観光もアリだろう。

もちろん車でも行けるが、レンタカーなどを借りずとも手軽に行けるのが大変魅力なのである。

徒歩の場合は、首里駅を降りて、いかにも沖縄を感じる建物が並ぶザ・市街を歩いていく。

なんとも風情がある沖縄らしさ。

途中、首里城の別門を発見。それだけ近いということだろう。

……と歩いていると。

ん?アレ?

これか!

正直、想像していなかったので驚いてしまった。

もっとこう……大きなビルのような酒造を想像していたのだが。

いくらなんでも葉に覆われ過ぎだろ!

東京でもたまに散歩していると、「これ誰が住んでるの?」と気になってしまう七不思議な一軒家のようだ。

うう〜む……RPGで入ると絶対ヤマタノオロチとかいるだろ……

恐る恐るHPを回復させ、セーブをしてからこの門をくぐらせてもらった。

瑞泉酒造の見学開始

予約をしていたので、早速瑞泉のスペシャルなスタッフの方がお出迎えをしてくれた。

冒頭で予約なしでも見学はできると記載したが、やはり予約していた方が準備をしてくれているのでオススメである。

まずは2Fから始まるらしく、登ってみると……

流石に梅雨シーズンの平日だったためかわからないが、誰もいない!教室の居残り学習のようだ。

「どこでも座ってどうぞ!」

酒造見学のお決まりである、映像を見てお勉強。

その後、スタッフさんとのマンツーマン授業という流れだったので……

行くだろ!中央前列!!

後ろには誰もいないのに、教室全員を引き連れている。

まるで学年の中心リーダーになったかのような気分である。

さて……映像も見終わり、ここでしっかりとマンツーお勉強。スタッフさんが丁寧に教えてくれるのだ。まずは定番の米と黒麹。

そう、泡盛の原料はこれだけなのである。

そして泡盛と呼ばれる条件。

工程はシンプルだが、ちゃんと泡盛としての条件を決めているあたりに、沖縄泡盛としてのプライドを感じてしまう。

また、沖縄で製造しないと「琉球泡盛」と名乗ってはいけない。

ここもなんとも厳しい。

泡盛の製造工程を勉強してふと思ったのだが、結構コツをつかむとどこでも作れてしまいそうな雰囲気である。

どこで真似されるかわからないため、基準を設けたのかもしれない……

泡盛の名前の由来である。

諸説は結構あるらしいが、「コレ!」という確定したものはないらしい。

有力なのが、蒸留したての泡盛がとても泡立つからという説。その泡立ち具合でアルコール度数を測っていたとのこと。

この試験管での違いを見れば一目瞭然。

右がかなり泡立っているッ!!

この辺りでお勉強は終了である。会話の中で、すでにマンツーで教えてもらっていたスタッフさんとの信頼関係を感じる!

「1Fで試飲の準備をしているので……他の展示物をぐるっと見たら、好きなタイミングで1Fに降りてきてください」

このアットホームでゆるい感じが、オリオンハッピーパークなどのシステマチックさとは対極で、そのギャップを感じる。

ヘリオス酒造より緩いかもしれない……

さまざまな瑞泉の歴史を見ながら……

試飲への階段を降りるのである。

瑞泉酒造の試飲タイム

さて、お待ちかねの試飲タイム。

酒造見学に行くと、スタッフさんは必ず「お待ちかねの試飲です!」というが、いつも自分は「そこまでお待ちかねとは……」とカッコをつけ心で思いながらも、気分は上がる。

尻尾を振りながら試飲コーナーへ向かうが、さっきのスタッフさんが恐ろしい器具を従えながら待っている。

一気にまるでボス戦が始まる前のような緊張感を感じるぞ。

ヤバいとこに来てしまったかもしれない……

こちら……

逆さまになってる泡盛は、左から瑞泉3年古酒、瑞泉KING10年物、護佐丸伝説5年古酒、おもろ10年古酒。

基本、泡盛は3年以上寝かすと古酒と呼べるのだが、見事に全て古酒。

というか、瑞泉ってこんな種類あったんだ……

瑞泉はもはやザ・定番。

沖縄のせんべろドリンクでもかなり飲んでいるし、東京でも飲んだことがある、いわゆる定番の味。

KING10年やおもろ10年はかなりまろやか……

以前ヘリオス酒造で、寝かすほど酸っぱくない乳酸菌感を感じると書いたが、まさにそれ。

とはいえ10年なので飛び抜けてというわけではない。5年物はその間くらいである。

時間が経つほどまろみが出るというか、寝かせている方がやはり普通にウマい。

「瑞泉うさぎ」。

戦争の戦火を免れた唯一無二の黒麹菌。それで復活させた戦前の味である。

こちらはすっきりしつつも適度なまろやかさ。

とはいえ、いかにもな今の泡盛よりもクセはなく飲みやすかった。

そしてこの辺りでこれもこれも」と飲んでいたらスタッフさんがだんだんノリに乗ってきた……!

ありがたいし、ほろ酔いでいい感じだな〜と油断しているのも束の間。

にこやかにスタッフさんは新たな武器をこしらえてきた。

左から「TANK」「KAME」「TARU」である。

「たくさん飲みますね〜」という言葉とともに準備される泡盛。しかも……こいつが結構飲みやすくヤバかった。

TANKは名前の通り、貯蔵タンクで作ったもの。クセがなく大変あっさり。KAMEは甕(かめ)で貯蔵したもの。ザ・泡盛の独特さ。

「TARU」は樽で貯蔵。同じ樽で寝かしたヘリオス酒造の「蔵」に似ていた。

どんどん出てくるので、「どれくらいの種類が試飲できるんですか?」と聞くと、「ここにあるものは、希望を言ってくれれば全部飲めます」とのこと……

ヤバいだろ

とはいえ値段も書いてあるので、高すぎるものは言いづらい。

そんなことをほろ酔いで考えていた……のだが。

これを指名してしまった……

この酒造で一番古く寝かした、おもろ21年(14,800円)。

「流石にこれは無理ですよね?」と聞いたのだが、さすが信頼関係を築いたスタッフさんである。

「今日は運がいいってことでいいですよ!!」

なんちゅう……

「これ……試飲であげると給料からちょっと天引きされちゃうんです」なんて笑いながら言っていたのだが……

正直、本当か嘘かは定かではない。

しかし、とことんまで試飲してほしいという瑞泉と泡盛スピリッツを確かに受け取ってしまった。早速飲んでみたが、感想はめちゃくちゃまろやか。

ヘリオス酒造でも一番古いのは同じ21年だが、同じような印象を受けた。商品化は21年固定なのだろうか……?

乳酸菌感をギリギリまでまろやかにして、酸味を抜いた感じだ。

気づけばここまで飲んでいた……

スタッフさんにも「こんなに飲んでいく人、なかなかいない」と言われ、誇らしいのか誇らしくないのか……試飲というより、注ぐ人間と飲む人間の協力プレイになっていた。

「まだまだどうぞ!」と言った感じだったのだが、この辺りでほろ酔いを超えてきそうな域に入ったため、ご馳走様をした。

スタッフさんに感謝を伝え、瑞泉酒造を後にしたのであった。

瑞泉酒造見学の総評

完全なるコスパ確定。

コスパというか、ここまでのサービスが無料というのが今でも信じられない。

しっかり泡盛の歴史をマンツーで勉強させてもらった上に、瑞泉酒造にあるものをほぼ試飲で飲んでいいのだ。これはヤバすぎる。

しかも古酒21年という貴重な泡盛や、15年というミドルクラスのものまで飲ませてもらえた。

また、驚いたのが瑞泉酒造はたくさんの種類の泡盛をつくっているんだなということ……

以前のヘリオス酒造の記事でも、さまざまな種類のお酒をつくっているとレビューしたが、瑞泉も負けないラインナップであった。

そして、ヘリオス酒造はやんばるの大地を大きく使った建物であり、対して瑞泉酒造は那覇の首里城近くにあるため、手軽に立ち寄れるコンパクトな酒造という印象である。

だが、酒造見学では両方とも泡盛を作る過程にはブレがなく、本質をしっかりとレクチャーしてくれる。

スタッフさんの温かさも同じである。今回はたまたま運よくマンツーだったが、繁忙期などはまた違った印象になるかもしれない……

試飲に関してはだいぶ図々しく飲ませてもらったが、そのおかげで素晴らしい体験ができたのである。

もし皆さんも見学に行く際は、ちょっぴり図々しく、かつ優しく「これ飲みたい」と言ってみるのもどうだろうか。

きっと試飲以上の思い出になるだろう。

瑞泉酒造さん……ありがとうございました。

店舗情報

  • 店名: 瑞泉酒造
  • 住所: 沖縄県那覇市首里崎山町1-35
  • 営業時間: 見学・売店 9:00~17:00
  • 定休日: 祝日・その他

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