北海道・函館の夜は早い。
飲んで食べ、気づけば日付が変わっている。
「よし、ここからラーメンで〆よう!」
…と思っても、深夜まで開いている店は意外と少ないのだ。
そんな時に、ありがたい店がある。
いわゆる駆け込み寺というやつだ。
塩ラーメンで静かに夜を終わらせるか。
カレーラーメンで、ガッツリ夜を続けるか。
〆るつもりが、逆に目が覚める。
そんな天使と悪魔のような二杯を出す店をご紹介しよう
「ラーメン専科 笑てん」とは
この店は函館市松風町にある、親子二代で昔ながらの函館風塩ラーメンを守っている店だ。
JR函館駅から市電に乗り、松風町電停で降りて歩いてすぐ。
函館駅前から歩いても10分ほどの場所だ。近くには以前紹介した『さんこ』や『A-GATE HOTEL』もある

そして大門の飲み屋街から近く、飲んだあとに立ち寄るにもありがたい立地である。
冒頭にも書いたが函館は深夜のラーメン屋というのがあまりない。だがこの店は深夜3時までやっている。

そのため、日付が変わる頃には飲んだ〆でくるお客さんや、飲み足りないお客さんで溢れかえってくる。
この外看板も魅力的でメニューの幅広さが伺える…!
深夜までやってる函館の町中華と言った感じ。

「ラーメン専科 笑てん」に入店
店に入るとこんな感じ。
サインと人でびっちりだぞ!!

店内を見ていると、観光客らしき人だけではない。食べていると難民達がどんどん入ってくるのだ。
地元の人っぽい人、水商売のママさんかな?と思うような人、そして、酔い潰れるまで飲んできたのだろう人。
待ち合わせをしている客もいたりと、地元密着とはまさにこのこと。

まさに函館の夜の交差点だ。
飲み歩きの最後にやってきて、ラーメンを食べて帰る人。
まだ帰りたくないのか、ビールを飲みながらラーメンを食べる人。
それぞれの夜が交差する。
函館塩で〆るか、カレーメンで夜を続けるか
カウンターに座ればサッポロクラシック。

一択である。
やはりまずは塩ラーメン。

このご時世、750円はありがたい。そして函館で食べる函館塩。
この風情がたまらないのである。さっそくバターを追加して注文。
地元の人はあまり入れないのかもしれないが、こちらは観光客である。
好きな食べ方でいくのである。

うひょぉぉぉ!
あっさりとした、函館らしい塩ラーメン。
ひと口すすれば、「ああ、こういうのでいいんだよ」と思う。
マジでディスイズ塩ラーメン。
すごく派手な味ではない。だが、飲んだあとに欲しくなるのは、こういう素直な一杯なのかもしれない。

翌日の胃袋にまで居座らず、すっと収まってくれそうなやさしさがある。バターでコクが出て、めちゃくちゃウマい。
入れてよかったぞ。
この温かさがじんわりと体を包んで至極の世界へ連れて行く。
…と、塩で気持ちよく〆られそうなのだが…?
笑てんには、もうひとつ名物がある。
カレーメン。

名前だけで、もうウマそうである。あまりにも気になるので別日にまた来てしまった。
辛口は激辛というのがまた心をくすぐるのだ。
頼んでみるとビジュアルはめっちゃシンプルイズベスト!

ラーメンスープにカレーが溶け込み、さらに上からカレーがのっている。シンプル極まりない見た目なのに、これがかなりウマい。

カレーはしっかりスパイシー。普通でも、食べているうちに辛さがじわじわくる。
麺を持ち上げると、ちぢれ麺がカレーをもったりと連れてくるぞ!

これはたまらん。
サッポロクラシックに合う。
〆のラーメンとして食べに来たはずなのに、いつのまにかカレーをつまみにちびちびとビールを飲んでいる。

〆るどころか、夜が延長してしまう事態に…!
辛口はかなり辛いらしい。
今回は普通でもじわじわ来たので、辛口は次に来た時の宿題にしておきたいと思う。
「ラーメン専科 笑てん」の総評
翌日の胃袋をどうしたいかで選びたい

まさに天使と悪魔。
笑てんは、函館の夜に助かる一軒。
函館らしい塩ラーメンで、気持ちよく一日を終える。
それとも、スパイシーなカレーメンで、ビールをもう少し楽しむ。
翌日の胃袋をいたわりたいなら塩。

今夜をまだ終わらせたくないならカレー。

もちろん、どちらを選んでもウマい。
函館の夜が早くても、ここに駆け込めば、もう少しだけ続きが楽しめる。
次の日の予定と相談しながら決めてみてもいいと思う。
次は辛口のカレーメンも食べてみたい!
ごちそうさまでした!
店舗情報
店名:ラーメン専科 笑てん
住所:北海道函館市松風町4-1
電話:0138-22-9050
営業時間:月〜土 18:00〜翌3:00
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