【函館・酒の丸善】一人でも勇気をもって入るべし!優しさに包まれた角打ちは「ルイーダの酒場」だった

グルメ

立ち飲みは自由

大人の社交場と考える人もいれば、ゆっくり一人でうまい酒とつまみを楽しみたい人もいる。

立ち飲みとは、自分の自由に飲み、自由に帰る。そういう個人個人の人権が許された場所なのだ。決して迷惑をかけず、

マナーを守ればどちらも正解だろう。

北海道・函館には、そういった自由があたりまえのように許される、不思議な空間を作る立ち飲み(角打ち)がある。

むしろそこには様々な函館民が集まり、北海道の別地域から、場所柄本州からも人が集まる。

そして不思議と、酒好きの社交場になっていたりもする。

情報共有もできるし、まさに函館版ルイーダの酒場。

今回はそんな店をご紹介させていただく。

函館駅近くの角打ち「酒の丸善」とは

この店はJR函館駅を降りて、かなりすぐの場所にある。

立地もよく、歩いて5分ほどだろうか。近くには「ラッキーピエロ函館駅前店」「さんこ」もあり、目と鼻の先。

また、朝ごはんが回転寿司というバグったホテル「JRイン函館」もある。

話は戻すが、こちら簡単にいえば、酒屋に併設された角打ちの店。

朝の10時からやっているが、昼間はかなり静か。だが、ここの本領発揮は夕方からだ。

地元民をはじめ、仕事終わりの人や夜の用事の前の人。これから特急に乗って札幌方面へ戻る人や、新函館北斗から新幹線で東京方面へ向かう人たち。

様々な人がなぜかここに集まり、ボトルキープをしている常連もいる。

しかも酒屋なので、大変安い。

もちろん瓶ビールなど酒はいろいろあるが、酒屋のコーナーから店主が缶を持ってきてくれる。

まさに角打ち!といった感じも魅力の1つなのだ。

入ってみると……。

「酒の丸善」は夕方から函館の酒好きが集まる

入るとこんな感じ。空いているとスッキリしていて、ゆっくり飲める。

並んでる缶詰がヨイ!!

メニューはこんな感じで、基本前金システム。

瓶ビールは大で580円〜、好きな銘柄が選べる。中とは50円差なので、瓶ビールなら大がコスパがよいだろう。

他にも様々な酒が置かれている。

つまみも充実していて、北海道らしいものもちゃんと用意してある。自家製トバや磨きにしんなども。

サッポロクラシックの大瓶。

これこそ北の大地の極致と言ってもいいだろう。こういうのが飲めるのは東京ではなかなかない。

右奥の方にいる女性が店主である。

夕方になると常連さんの前に来て、ゆっくりとした口調で地元民やお客を捌く。

時間が経つともう一人の女性が加わり、息の合ったコンビで店を回していく。

常連のおじさんおばさんたちも、「もう一人はまだ?」と、片方だけが立っているとワイワイ話しながら盛り上がる。

そんな名物ママなのだ。

この日はまだ空いていたので店の会計処理っぽいことをしていたが、あの遠さから…

「今日はどこから来たの?」

「いつ東京帰るの?」

などと、ヌルッとした緩さで話しかけては、また会計処理に戻るというなんともいえない空気を醸し出す。

この店が夜になってくると、人でパンパンになるほどの立ち飲み世界が始まるのだ。嵐の前の静けさといったところだろう…!

こちらは別日に行った時の夜の雰囲気だが、カウンターもギチギチである。

メニューのところまで人がいっぱい。

こちらは2〜3年前のものなので、今も同じような提供かはわからないが、シャケトバの本格さがヤバい。

角打ちだからといって、決して手を抜いていないのである。

もちろんフランクソーセージもウマそうだ!これで300円なのだからコスパ抜群!!!

こういった中で、気さくなママ、そして地元民がワイワイとやっているのだ。

話が飛び交わないわけがない。

近くのクラフトビール屋でビールを作っている人とのビール談義もしたし、ここで話した老夫婦と友達になり、後日札幌で飲んだこともある!

もちろん一人でしみじみ飲む時もあるし、見渡せばただただ一人で酒を楽しむ人もいる。そういう人にも「ゆっくり飲んでくれ」というやさしい眼差しを送る。

そんなピースフルな店なのである!

自分の好きなタイミングで…ごちそうさまでした!!

「酒の丸善」は一人でも勇気をもって入るべし!

勇気をもって入るべし!

これに尽きるだろう。

外からだとあまりにワイワイしていて、「地元のコミュニティがもうできてるんじゃないか?」という不安で、入れなかったりするかもしれない。

だが実際は、函館という場所柄、いろんな地域から人が集まるせいか地元の方も気さくで、店のママもおっとりとしている。

一人で飲みたそうな雰囲気の人には、適度な距離感。

なんだかんだで、人は優しいということを教えてくれるような場所だ。

酒というより、酒場。

しかも角打ちなので安い。東京では角打ちも珍しくないが、自分が函館を歩いた限りでは、こういう店はかなり貴重に感じる。

そのため、皆が憩いの場としてここを拠点にする。そんな空気感を持つ場所なのである。

そう…ここは函館のルイーダの酒場なのだ。

余談だが、一人のお客さんが「これはなに?」と店主に聞いていたのだが……。

なんと、すべて焼酎が入っているらしい。

このポンプから吸い出すのか…

やはりこの店は基本、酒屋だな。

…と唸った瞬間であった。

店舗情報

店名:酒の丸善
住所:北海道函館市若松町19-7
営業時間:10:00〜22:00
定休日:日曜日

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