【函館・よしだ支店】蕎麦屋なのに塩ラーメンが大人気!550円の自家製麺がたっぷりでウマい

グルメ

塩ラーメンを蕎麦屋で食べるもの。

そんな話を聞いたのは、函館の酒屋にある角打ち「酒の丸善」で、隣に座ったおじさんからだった。

「昔は函館で塩ラーメンといえば、蕎麦屋で食べるものだったんだよ」

えっ!そうなんだ…!

そのときはそんな感じで流して聞いていたのだが、今回、まさにその話を体現するような店を見つけいくことができた。

蕎麦屋なのに、塩ラーメンが大人気。

しかも一杯550円。

この値段で、函館らしい塩ラーメンが食べられるというのだ…!!

函館の蕎麦屋「よしだ支店」とは

今回訪れたのは、函館市松川町にある「そば処 よしだ支店」。

JR函館駅から歩くと30分ほど。市電なら昭和橋電停から徒歩15分ほどの場所にある。店の前には駐車場もあるので、車で訪れる人にもありがたい。

函館駅方面から向かう途中には、以前紹介した函館産の白身魚を使ったフィッシュ&チップスが楽しめる「Fish&Chips UMINECO」もある。

店構えは、どう見ても蕎麦屋…

というか、完全に蕎麦屋でしかない。

人気メニューは冷やしたぬきそば。おすすめにはカツカレーも挙がっている。さらに、カツ丼もウマいらしい。

だが今回のお目当ては塩ラーメン。

函館の酒場で聞いた「昔は蕎麦屋で塩ラーメン」という話が、ここでどうつながるのか。それを確かめに来たのである。

「よしだ支店」に入店。あっという間にほぼ満席

開店時間に合わせて行ったのだが、すでに店の前には待っている人たち。寒さのため駐車場の車の中で、開店を待っている人もいる。

開店すると、待っていた人たちがわらわらと店内へ。『どこから出てきたんだ?』と思うくらい、あっという間に人が集まってきた。

その勢いのまま、あっという間にほぼ満席になってしまった。

恐ろしい人気。

席は空いているところにそれぞれ座るような感じ。自分はカウンターへ。

店内にはテレビがついていて、雑誌やジャンプも置かれている。

この空気、たまらんぞ…

ピカピカに整えられたラーメン専門店というより、昔から地元の人が通ってきた蕎麦屋そのもの。

塩ラーメンが人気なんて、外から見ただけではなかなか想像できない…!

周りを見ると、やはりラーメンを注文してる人が多い。

だが、家族連れもいて、蕎麦や丼ものなど注文はいろいろ。お店の中では、いつもの昼ごはんが普通に進んでいる。

その中に塩ラーメンが混ざっているのイイ!

よしだ支店のメニュー

メニューとしてはこんな感じである。

メニューには丼もの、カレー。もちろんラーメンもある。

意外にラーメンのメニューが醤油、味噌と多い。そしてここでいうラーメンのみの表記のものは基本塩。

函館では塩ラーメンは「ラーメン」といえば出てくる。東京だとだいたいラーメンといえば醤油が出てくるのでこれは面白い。

さまざまなそばの種類もいい。家の近くにあったら全部制覇してみたくなるようなラインナップ!

カツ丼も気になる。というか、かなり気になる。

でも今回は初志貫徹。

地元民のように「ラーメン」と伝え注文した。

ちなみに、よしだ支店ではチャーシューが早めになくなることもあるそう。チャーシューメン目当てなら、早めに行ったほうがよさそう。

「よしだ支店」で塩ラーメンを注文。550円の一杯を実食

ほどなくして、塩ラーメンが到着。

いいビジュアルすぎるぞ。

チャーシューにメンマ、ネギ。そして、函館の塩ラーメンらしい麩。

これで550円。

今どき、ちょっとしたラーメンでも1,000円を超えることがある。それを考えると、550円という値段がちょっと信じられない。

まずはスープをひと口。

じんわり、やさしい。

派手な味ではない。でも、薄いとか物足りないとか、そういう話でもない。すっと口に入って、体に染みていく感じ。

朝ごはんでもいけそうだ。

そして麩。

スープを吸った麩が、これまた最高にウマい。

麩を食べると、スープのおいしさも一緒にやってくる。

麺は自家製。

細麺を想像していたら、意外と太め。食べてみると、もちもちしていてウマい!

この麺、かなり好きだ。

さっぱりしたスープに、もちもちの麺。軽やかな見た目なのに、麺の量もしっかり入っている。

正直、サクッと食べて次の店へ行くつもりだった。

ところが、食べ終わる頃にはかなりお腹いっぱい…食べ歩きで次も予定しているなら、麺の量にはちょっと気をつけたい。

以前食べた「滋養軒の塩ラーメン」にも通じる、じんわりしたやさしさがある。

ただ、よしだ支店の一杯は、もっと素朴というか、生活に近い感じがした。

総評|蕎麦屋で食べる塩ラーメン。これが函館の日常か

決して華やかな一杯ではない。

だが、もちもちの自家製麺に、やさしいスープ。麩まで入って550円。これだけでも十分うれしい。

そして店の雰囲気がいい。

開店と同時に人が入ってきて、蕎麦や丼ものを頼む人がいて、ラーメンをすする人もいる。

観光向けに作られた「函館名物」というより、地元の食卓にずっとある一杯を食べているようだった。

丸善で隣になったおじさんが話してくれた「昔は塩ラーメンといえば蕎麦屋」という言葉。

よしだ支店で食べて、ようやくその景色が見えた気がする。

なんとも素朴で、ほっとする。

函館の文化を、一杯のラーメンから感じられる店だった。

ごちそうさまでした。

店舗情報

店名: そば処 よしだ支店
住所: 北海道函館市松川町10-6
電話番号: 0138-42-4810
営業時間: 月〜土 10:30〜なくなり次第終了

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