沖縄出身の居酒屋店主に教えてもらった、
おすすめ4軒シリーズ。
1軒目の「幸ちゃんそば」が想像以上のウマさだっただけに、
自然と2軒目への期待も膨らんでしまう。
2軒目も名護にあったため、
そのまま名護で1泊することにした。
実は名護には他にも気になるグルメが多い。
そのため個人的には沖縄そばは一日一杯が限界なのである。
こうして名護で過ごしていると、あることに気付く。
なんだか沖縄そばの店が結構多いな?
そう疑問に思って調べたら、どうやらソーキそば発祥の地らしい。
なるほど、納得…!
そして今回ご紹介するのは、「宮里そば」という店である。
宮里そばとは
この店は前回の「幸ちゃんそば」からそこまで遠くない場所にある。
歩いて向かえる距離なので、
お腹に余裕がある場合はハシゴも十分可能だ。
歴史と伝統を感じさせる、
いかにも老舗といった雰囲気。

最寄りのバス停は「宮里一丁目」。
さすが宮里そば、名前まで宮里である。
ここから歩いて5〜10分ほどで到着する。

営業時間は10時〜16時30分。
店内も広く、食券を買って好きな席へ座る食堂スタイル。
並ぶという概念もあまりない。
そのため、かなりスムーズに入れる。自分も入店してすぐに着席できた。
もし幸ちゃんそばとハシゴするなら、営業時間や入りやすさを考慮し
こちらを後に回すのがおすすめ。

店内はこんな感じ。入ってすぐにメニューがお出迎え。
面白いのが、トースト100円!安い…!
その他カレー、ご飯、スパゲティーまである。
昔から地元に愛され根付いてた食堂が、急に何かに評価されて有名になっちゃったんだろうな〜
という想像を掻き立てられてしまう。

びっくりしたのが、まず最初に案内された食券機。

この風貌、この歴史を感じる店なのに、
QR決済をはじめ各種電子決済に対応した
最新機器が置かれている。
まだまだ現金のみの店が多いこの街では、
なかなかの衝撃だった。
下町の超老舗の駄菓子屋が、「電子決済できます」と言われるような違和感なのである。
今回は少し悩んだが、基本的に沖縄そばは麺の量が多い。
小でもまあまあな量があると聞いたので、「そば(小)」にソーキ肉を追加トッピングしてみた。
店内に座るとこんな感じで見渡せる

後ろには小上がりもあり、
結構広いぞ。

客層は外国人観光客が7割、
地元の人が3割くらいといった感じ。
残念ながら、ここにはビールがないので
ひとまずお預けである。

セルフで水を持って来て「そば」を待つ。
宮里そばを実食

おお〜!!
第一印象はだいぶシンプル。
初見のインパクトは、
本当に町の食堂で肉うどんが出てきたような雰囲気である。
「特別」ではなく、「こういうのでいいんだよ」そんなビジュアル。
最初から入っている三枚肉に、
追加したソーキ。
どちらも若干小ぶりだ。
そして目を惹くのが、この昆布。
宮里そばの象徴といっても過言ではないだろう。

ウマそう!
……でも、それより先に
優しそう…!
の印象が先行してくる。
スープはこちらも透き通った中に、
やや濃いめの色味。

じんわりウマい!!
味は本当にスッと入る。飲みの翌日とかたまらなそうだ。
昆布の旨みとカツオ出汁がベースで、ゴクゴクいける感じ。口当たりもやさしく、かつ奥深い。
わかりやすくいうと、カップうどん「どん兵衛」の味の角やパンチをすべて取っ払い、思いっきり自然な味で作りましたという感じ。
表現としてインスタントを出してしまったが、どん兵衛ウマいので…!
麺はこんな感じ。

コシはどちらかというと柔らかめ。
もうど定番の小麦麺で、うどんに近い食感をイメージしてもらえばいいだろう。
三枚肉

どちらかというと硬めでしっかり。
ちびちび頬張りつつ、麺と一緒に楽しむ感じだ。
ソーキ

意外に食べるところは少なく、入れておくことで
やさしいスープに油が溶け出す役割のほうが大きいかもしれない。
こそげるように食べるべし。
ただ、もっと欲しい…。
昆布

これのおかげでスープに深みが加わる。
まさに影の立役者。普通にウマい。
今回はじゅーしーを頼まなかったのだが、
もしかしたら一緒に食べると、
また違った顔を見せてくれたかもしれない。
この辺りで卓上の味変。
コーレーグースと紅しょうがはマスト。

こちらを入れると、
やさしい味から一気にパンチのある味へ変わる。
この味変で、また麺が進む
しっかり完食。
ごちそうさまでした。
宮里そばの総評

今回の沖縄そば巡り、2軒目。
昔から続く伝統の沖縄そばを堪能したような気分だ。
昔から沖縄そばは、こういう食堂で普通に出されていて、昼ごはんや夕ご飯にサクッと食べ、また次へ行く。
「そういうのなんだよ」
と教えられた気分だ。
そんな地元に強く根付いた、トラディショナルでノスタルジーを感じさせてくれる店であった。

味は前回の幸ちゃんそばと比べると、
だいぶ落ち着いた印象。
向こうが派手なおいしさを追求し、「ウマい!最高!」とわかりやすく唸らせる店だとしたら、
こちらは沖縄そばの伝統をきっちり守り、これからも受け継いでいくようなウマさ。
こういうそば屋があるからこそ、「幸ちゃんそば」のような派手な店も生きるんじゃないだろうかと考えさせられた。
また、運んできてくれるおばちゃんも親切。
動き一つひとつから「ずっとこの店を守ってきた」という空気を感じる。
そんな姿にも、
自然とリスペクトを抱いてしまうのである。

ただ、味だけを求めて再来するかと言われると、
個人的には少し悩む。
悩むのだが、この雰囲気と居心地、
そして伝統を感じに、また訪れたい。
沖縄そば巡り2軒目。
そんな気持ちで店を後にした。
そんな一杯であった。
店舗情報
店名:宮里そば
住所:沖縄県名護市宮里1-27-2
営業時間:10:00~16:30
定休日:日曜
この店は、沖縄そばを200店以上食べ歩いた
店主おすすめ4軒のうちの2軒目。

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