トラディショナルなジンギスカン。
何を思うだろうか?
北海道で生まれ育った人なら、家族や仲間と家で囲んだジンギスカンパーティかもしれない。
店だとしたら、昔から続くような店で、モクモクと焼いて服に匂いがつきまくるようなジンギスカンかもしれない。
人それぞれ、思い浮かぶ「トラディショナル」があると思う。
自分は東京に住んでるが、臭みのないラム肉を、綺麗な雰囲気で食べる店はこちらにも多い。
だが、せっかく北海道に行ったら、地元を感じ、ここでしか味わえない雰囲気や肉を体験したいと思うのである。
そんな自分にとってのトラディショナルなジンギスカン。
それは「ラムロール」である。
今回紹介するのは北海道・函館にあり、雰囲気も地元感満載。そして、そんな「ラムロール」がめちゃウマな店をご紹介したいと思う。
「松羊亭」とは
この店はJR函館駅から市電に乗り、「杉並町」で降りて5分ほど歩いた場所にある。

市電に乗る時間と歩く時間を全部合わせると、駅から20分弱はみておいたほうがいいだろう。
函館の観光名所、五稜郭からも近い。
ここを初めて見つけた時は、地元の人に聞いた気がする。
そして行ってみたらドンピシャだったわけだ。
観光客も少なく、地元民が普段使い。そして「ラムロール」がウマい。

雰囲気も静かな感じでとてもいいのである。
だが、時間的制約がけっこうある
夜は「17:00〜21:30」と、やっている時間が短い。
人が多いと20時半くらいには「今日はもう終了です」と入れない時も…時間的余裕をもつか、予約をして、向かうことをおすすめする。
そんなこんなで入店。
「松羊亭」に入店
入ると店内はこんな感じ。

いわゆる老舗でもあるのだが、しっかり綺麗。
地方の焼肉レストランのような、空気感がグッドである!
席に座り、早速メニューを広げる!

自分は毎回、この右下にある「晩酌セット」というのをチョイスする。

「晩酌セット」の内容はこちら。
- ドリンク:2杯(好きなもの)
- ソフトラム・生ラム
- 野菜
- ライス
- 味噌汁
肉2種類にドリンク2杯、さらに野菜・ライス・味噌汁まで付いてくる。
そして、ソフトラムがいわゆる「ラムロール」と呼ばれるものだ。なかなかコスパ良しのお得セットである。
余談だが、ここには食べ放題というのがあり、人数が多ければこちらのチョイスもかなりお得。

大好きなラムロールが好きなだけ食べられる。
昔は90分食べ放題で2,250円という激安なうえ、一人からでもできたのた。
今では値段も多少上がり、2名以上じゃないと無理に。

と、過去の栄光を言ってもしょうがない。
店がなくならないだけマシなのである。
それくらい、自分にとってはトラディショナルな個性がある店なのだ。
「松羊亭」の晩酌セットを体験
まず生ビールとタレが置かれる。

このタレがガチ秀逸。
ここのタレだけで飲めてしまう。
初めてこのタレを食べた時は、飛び上がりそうになった。

説明書きを見ると…
「にんにくは青森産」、「しょうがは高知産」である。

最初はこの説明書きを見ていなかったのだが、後から気づいて納得だ。
こだわりがヤバい。
そしてラム肉セット!

ガチスバラシイ!!
平べったくて丸いのがソフトラム(ラムロール)、手前が生ラム。
東京だと、だいたい手前の生ラムが主力で出てくる店が多い。
生ラムも結構量が入っている。
だが、ここはソフトラムをかなりフィーチャーしてる店な気がする。食べ放題もソフトラムのみだし、定食にもソフトラムがあるのだ。
う〜む、素晴らしい眺め。
函館の夜景に匹敵する。

ソフトラムはこんな感じで丸く置くと、しわしわ〜とすぐ焼かれていく。
鉄板だとくっつくので、野菜の上で蒸し焼きっぽくするのがトラディショナルジンギスカン流。

こういうのが東京では少ない。
こちらは昔、食べ放題をした時に野菜の上へ置きまくったもの。とにかくいい感じなのだ。

結構崩れやすいので、分解してゆっくり焼くのもアリ!

これをたっぷりのタレにつけるとガチウマい!

肉自体が柔らかいのだなという噛み心地。
そしてこの生ラム。

これもやわらかく、しっかりウマい!
注文を受けてから手切りをするので、鮮度、柔らかさも抜群なのである!
とはいえ、自分はソフトラム派。
そして、ここの驚きポイントが米と味噌汁。

普段は米はあまり食べないが、ここは別格。
以前初めて晩酌セットを頼んだ時は付くのを知らなく…
「ライスはいつ頃持ってきますか?」と聞かれてしまった。
「あ……付くんだ」
「それならビール多く付けて欲しいな」
「残しちゃうかもな」
なんて思いながら、とりあえず付いてくるからと食べたが最後。
米と味噌汁がめちゃウマ!

タレ同様びびった!
それ以来、必ず早めに持ってきてもらうようにしているのだ。
こういう米、味噌汁、タレなど、肉以外のところにもかなりこだわっているのが、この店を好きな理由でもある。
居酒屋で言うところの「お通しがウマいところはだいたいいい店」という話があるが、こちらはまさにそれを感じる。
焼いて。

焼いて……焼いて……。

米と一緒に……それをビールで流し……。

「食ってみな、飛ぶぞ!!!」
最高の時間である!そしてビールも2杯目に突入し、しっかり晩酌セットを堪能して店を出るのだ。
「松羊亭」の総評
こういう店は意外にない。

というのが感想だ。
あったとしても探すのが難しいのである。
札幌でも函館でもそうなのだが……。
システマチックだったり、こだわってます系ジンギスカン屋。
東京でもこの雰囲気なら味わえそうだなと思う店や、チェーンだったり観光客向けだったり。極めつけはやたら高かったり。
そういう店はいくらでもあるのだが、地元密着かつ落ち着いていて、北海道のソウルも感じる。
そして細かいところは、実はしっかりこだわっている。

そんなジンギスカン屋はなかなか出てこない。
大好きなラムロールもめちゃウマ。

こういう店はいつまでもあって欲しいし、頑張って欲しいと願う。
その一つがこの店だ。
ぜひ皆さんも予約をして、時間に余裕を持って来店してみてほしい。
もう一度言おう。
「行ってみな、飛ぶぞ!!!」

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