馬刺しを好きなだけ食べたい。
馬刺し好きなら一度は思ったことがあるだろう。
しかし現実はなかなか厳しい。
居酒屋で頼むと意外と値段が高く、そのわりに量は少なめ。
数人でシェアすると、気を使って食べることになる。
「好きなだけ頼めばいいじゃないか」と言われそうだが、
それができるほど財布に余裕がある人ばかりではない。
そんな馬刺し好きの夢を叶えてくれる店が
東京にも存在する。
しかも、とんでもない価格でだ。
今回紹介するのは、大山にある「馬ヲムム」。
驚くほど安い馬刺しを、気兼ねなく腹いっぱい楽しめる一軒である。
結論から言うと、
馬ヲムムは「馬刺しを好きなだけ食べたい人」の
理想を叶えてくれる店だった。
190円という価格に驚かされるが、それ以上に量と満足感が凄い。
東京で馬刺しのコスパを求めるなら、一度は訪れる価値がある。
果たして本当にそんなうまい話があるのか。
実際に行って確かめてきたので、さっそく紹介していこう。
馬ヲムムとは
馬ヲムムは東武東上線・大山駅北口からすぐの場所にある。
大山といえば、せんべろの聖地として知られる街。
あの「晩杯屋」の1号店もあり、安くてウマい店が数多く並んでいる。
そんな大山の中でも人気なのが馬ヲムムだ。
初めて訪れると少し戸惑うかもしれない。目立った看板はなく、
「本当にここで合っているのか?」と思ってしまうような外観である。

しかし扉を開けると雰囲気は一変する。
年季の入った店内にはホッピーの提灯が並び、
いかにも大衆酒場らしい空気が漂う。

小洒落た居酒屋も悪くないが、
こういう店には独特の居心地の良さがある。
馬ヲムムのメニュー
まず驚かされるのが馬刺しの価格である。
なんと
1人前190円。

一般的な居酒屋なら1,000円前後することも珍しくないだけに、
この価格設定には思わず目を疑ってしまう。
しかも部位ごとに注文できるのも嬉しいポイントだ。
こちらはドリンクメニュー。

チューハイは290円、サワーは320円から。
瓶ビールや焼酎も揃っており、
酒飲みにとっては十分すぎるラインナップである。
焼酎の種類も豊富で、
「かぼちゃ」「わさび」など
珍しいものまで用意されていた。

とりあえず瓶ビールを注文。
どこか懐かしさを感じる可愛らしい
コップで提供されるのも、この店らしい。


同時に馬刺し用のタレも到着。
これがまた絶妙で、思わず酒が進んでしまう味だった。

紅ショウガの春雨サラダ (180円)

名前が気になり注文してみた一品。
春雨は想像以上にプリプリで、
紅ショウガの酸味と香りが良い
アクセントになっている。
180円とは思えない満足感で、
酒のつまみとしても優秀だった。
白菜の漬物(90円)

こちらも驚くほど安い。
しかも量がしっかりあり
これと酒だけでも十分楽しめそうなレベルである。
シンプルな塩漬けながら味わい深く、
ついつい箸が止まらなくなる一品だった。
190円馬刺しを実食
程なくして、お目当ての馬刺しが到着した!!

正直、運ばれてきた瞬間は目を疑った。
これですべて2人前ずつ。
4種類注文して合計1,440円なのだが、
写真で見ても分かる通りかなりのボリュームである。
上段左が「肩ロース」、右が「モモ肉」。
下段左が「あばら側の肉」、右が「胸椎後方の肉」だ。
一つ一つレビューさせてもらうと…
- 肩ロース:いわゆるロースだ。脂身は感じず、噛むほどに少し筋が残る
- モモ肉:マグロのような赤身味。歯ごたえのあるマグロと言われたら間違えそう
- あばら側の肉:刺しと旨味のバランスがとてもよい。いわゆる馬刺しといった味だ
- 胸椎後方の肉:弾力と柔らかさの両立。肉の旨味を感じる。弾力は少なめで物足りなさもあるかも
中でもウマかったのは
「あばら側の肉」。
居酒屋で出てくる馬刺しのあの味を、
さらに柔らかくしたような印象である。
気が付けば、
この部位だけ追加注文していた。

きんぴらゴボウ (180円)

なんとなく頼んでみたのだが、
これが思いのほか良かった。
小鉢で出てくるのかと思いきや、
野菜がゴロゴロ入ったしっかりしたボリューム。
180円とは思えない満足感である嬉しい裏切りである。
馬肉の卵とじ(380円)

ほんのり甘めの味付けで、どこかホッとする一品。
馬肉も思った以上にしっかり入っており、
酒のつまみにもちょうどいい。
これだけでビールが何杯か飲めそうな
ウマさだった。

馬肉のうにくらげ(380円)

こちらは少し好みが分かれそう。
ウニの風味が強く、
馬肉との組み合わせも個性的である。
個人的には好きだったが、
ウニが苦手な人は注意した方がいいかもしれない。
一つ一つがまあまあの量なので腹パンだ…!
このあたりで大満足!
馬ヲムムの総評
ここまで気兼ねなく馬刺しを食べられる店は、
正直初めてだった。
しかも安いだけではない。
たまに安い馬刺しだと半解凍のまま出てくることもあるが、
こちらはしっかり柔らかい。
部位ごとの違いも感じ、
馬肉のウマさを十分に楽しむことができた。
なぜここまで安く提供できるのかは正直わからない。
普通の居酒屋が高いのか…
それともこちらが適正価格なのか…
そんなことを考えながら、
ウマいウマいと食べてしまう!

馬刺しだけでなく、
一品料理も良心的な価格でボリューム十分。
それ以上に好感を持ったのが、
馬肉を使ったオリジナルメニューの豊富さである。
なぜ安いのかは大山という激戦区だからなのか、
仕入れが特別なのか
そのあたりのカラクリは分からない。
ただ一つ言えるのは、
お客さんに安くウマいものを食べてもらいたい!
という気持ちが伝わってくる店だったということだ。
もう少し近所にあれば、
間違いなく通っていたと思う。
馬刺し好きなら一度は訪れてほしい一軒である。
ごちそうさまでした。
店名 馬ヲムム
住所 東京都板橋区大山東町18-2
時間 月〜木、日 16:00~24:30 金、土、祝日前 16:00~25:00
定休日 なし
安くてウマい店が好きなら、
こちらもぜひ。


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