飲んだ〆にはラーメン
この教訓は、常にどこかに貼っておきたいものである。普通にシラフでラーメンを食べるのも好きだが、ビールや酒をかっ込んだ後に食すラーメンは、すごいパワーを叩き出すのだ。
それが濃厚な味噌ラーメンとくれば、右に出るものはいない。今回は池袋北口。飲み屋街にガッツリ君臨する「旭川味噌ラーメンばんから」をご紹介したいと思う。
場所は池袋駅北口
JR池袋駅の北口階段を出て、中に入った場所にこのお店はある。以前「まぐろのおぐろ」をブログで記載したが同じ区域内にあるといっても過言ではないだろう。
実はこのあたりはラーメン屋が非常に多く激戦区である。そんな中でも、余裕の顔でお客さんを取り込んで君臨する店が「旭川味噌ラーメンばんから」なのである。
東京に在住の方はラーメンチェーンの「ばんから」という名前は結構聞いたことがあると思う。東京豚骨で有名なラーメン屋だ。
自分も最初入る時は「とんこつか〜」と思っていたが、ところがどっこいなのである。ここは味噌なのだ。池袋東口にも「ばんから」はあるが、そこには無い。
そしてこの「味噌」がマジでウマい。
最初、ラーメン通の友人に連れられたのだが「ここのラーメンが世界でいちばんウマい!」と豪語する。またホラ吹いてるよ〜と思いながら実際自分も食べてみたが、たしかにウマい。
そしてばんから系列の味噌は東京で2店舗。池袋と上野のみだ。ますますレアな味に舌鼓をうってほしい。
ばんからに入店
こちらが食券機だ。
ここでは味噌を売りにしているが、一応醤油豚骨もある。だが必ず「味噌」を食べてほしい。せっかくの旭川味噌を前面にだしているのだ。それを食べるのが筋というものだろう。
「味噌ばんから」は750円。東京の中心にある店としてはリーズナブル。このコスパの良さも好感がもてる。食券機の目立つ場所に990円メニューを大きく打ち出していところが、「750円ばかりヤメテネ」という心の声が聞こえる。いつもスミマセン…
そして、食券機右上を見て欲しいのだが「お得なラーメンセット」が。ラーメン(味噌ばんからor醤油豚骨)に、餃子・唐揚げ・ビールのどれか1つをつけて990円なのだ。是非ビールとラーメンセットで楽しむのも作法の一つ。
メニュー表にもちゃんと記載。とてもお勧めするセットだ。(裏技だが、200円プラスでメガビールに出来る)
何度もこれを楽しんでる自分としては、今回は瓶ビールが飲みたい気分だったので、瓶(480円)+味噌ばんから(750円)を注文した。
店員さんに食券を渡すと「ニンニクとショウガどっち入れる?」と聞かれるので迷わずショウガを選ぼう。なぜかは後で説明する。「無料ライスつける?」と聞かれるのでカッコつけず即答でライスを頼むこと。
ついでにこちらで味玉もトッピングするのだ。一度来店するたびに貰える。
味噌ばんからの到着
まず、瓶ビールが運ばれる。飲兵衛には嬉しい赤星!
こいつでちまちまやっていると早速、味噌ラーメンが運ばれてきた!
ん〜素晴らしい!もやしにネギ、裏側には大ぶりなメンマがトッピング。味噌には珍しい海苔も付いてくる。サービストッピングの味玉もウマそうだ。
一口…
これこれ!って味が口に広がる。甘みがあり、野菜の旨味。そして味噌をしっかりと感じる。そこに豚骨ベースのスープに化学調味料が絡まりすばらしい味が広がるのだ。この味付けが飲んだ〆にも最高だろう。
麺のリフトアップ。北海道系の黄色い麺だ。ちぢれは少し弱めかもしれない。以外に太めで食べ応えがある。
そして店員さんに「ニンニク下さい」と伝えてほしい。そうするとこんなウェポンが置かれる。まさにニンニク潰しの拷問道具だ。鬼畜。
この鬼畜拷問器具で丸ごと潰すのだ!!何個でもコロセの勢いである。先ほど、ショウガを選ぼう記載したのはこのサービスがある為。ショウガは貰うことができない。
無料のライスも届けば、このスペシャリティセットを見よ!素晴らしい!
肉もなかなかデカイ!
この肉や上に乗っている野菜、味玉などもライスのおかずにぴったり。このウマさを体験してほしい。それをビールで流すという魂胆だ。まじでタマらない。
飲んだ〆にはハイカロリー。気をつけるべし。卵はこんな感じ。結構固ゆで系である。
ばんからの総評
旭川味噌と名をうっているが、実際には北海道で食べた味噌の雰囲気とはまた違う。いわば東京アレンジ味噌だ。
北海道の味噌は存分に油が浮いていて、味は激濃いめ。もう少し味噌の甘さが目立った味になるはず。こちらはそれに比べると油控えめで味もあっさりとした雰囲気を保っている。
東京でウケるのは、恐らく「ばんから」の味の方。狙い通りの味付けだろう。そして化学調味料の味や、いかにもなジャンクさを感じる。飲んだ〆をプッシュするのはこのあたりの要因が大きいのである。
またボックス席や、一品料理も充実している。
ここでサクッとつまんで飲んでからそのままラーメンに移行するのもアリ。つまみも安めの値段からラインナップされていて、種類も豊富で楽しいだろう。
噂では「おつまみチャーシュー」はかなりデカイのがくるらしい…
そんな「ばんから」はいつも遅くまで営業し、飲んだ後の〆を求めるドランカーサラリーマン達で行列ができることも。ここの味を知ってしまうと、飲んだ後の電車で池袋に降りてしまうこともある。
是非みなさんも池袋の宴の後の、最高の主役「ばんから」でラーメンを食べて欲しい。一点アドバイスをさせてもらうと、潰したニンニクは1個、多くても2個にしておこう。次の日休みでも胃に穴が開く痛みで起きるだろう。
ごちそうさまでした。
- 店名 旭川味噌ラーメン ばんから 池袋西口店
- 住所 東京都豊島区西池袋1-34-4
- 時間 11:00~翌7:00
- 定休日 年中無休
- Wi-Fi なし