寿司と言えば、魚の鮮度と握りたての鮮度だ。
特に、握った直後に寿司は食べたい。だからカウンターの寿司はウマいのだ。市場のとれとれの魚が、そのまま握りたての寿司になったらと思うとよだれが止まらない。
そんな欲望を叶えてくれる店が函館自由市場の「すし雅(sushi masa)」だ!北海道では色々と寿司を食べたが、ここは特に絶品であった。
函館自由市場内の一角で営業している
「すし雅」は、函館の自由市場に4席ほどのカウンターと共にある。市場でおみやげでもかうかな~と歩いているといきなり現れるたのでびっくりした。
市場内で働いてる人も「一人いける?」なんて聞いてから着席。旨そうに食している。これはコスパカの嗅覚がウマいと言っている。入店を決意。
次の予定もあったので(食事処を予約済み)、4貫くらいでもいいですか?なんて聞いたら快く受け入れてくれた。有り難い。
とはいえまずはビールを頼んでメニューを眺めた。
「すし雅」主人との会話
ブログに乗せるか悩んでいたが、どちらにせよ写真は撮りたいな~と思い、主人に許可を貰おうとすると「何か掲載したりするんですか?」とチクリ。
あ!やばい事聞いちゃったかなと思い「ブログに乗せるかも」と伝え、しぶしぶOKをもらう。主人いわく「個人ブログとかならまだいいんですけどね、動画とかはちょっとなと思って」との事らしい。
自分は影響力なんて0なので…。OKいただけたのかなと。なんやら勝手にイロイロとされてるケースもあるらしく…話を聞くとそりゃ警戒するな~といった所。
とはいえ「すし雅」さんもそれだけ影響力があるってことだろう。純粋に寿司を楽しむべしと切り替え、主人と話しているとなかなか話が弾む。
さっそく寿司を注文
メニューはこんな感じ。
全体的に値段が安い!リーズナブルなのがとてもいい。ちょっと遠慮して写真はとりまくれなかったが、張り紙にはおすすめで北海道産のものが色々と…
タコの頭(80円)…タコの足じゃないのか。店主さんとの話の流れで注文することに。
おお!やったぜこの柔らかさと厚み。口の中で簡単に噛み切れる。「やわらかいですよ~」と言われたが本当にその通りであった。80円とは素晴らしい。リピート確定。
次はイカ(125円)。函館にきたらどうしてもしっかり新鮮なのが食べたかったのだ。
ん~いいビジュアル。高級すし店のオーラとエフェクトが出てます。これで125円っていいんすか。口に入れたら柔らかくとろける。適度な歯ごたえだが筋は一切なし。やっぱ函館はイカがウマい。
こちらは名前を忘れたが、本日おすすめ欄に記載されてたもの(125円)
カンパチやブリ系の「より小さな子供魚」。名前は難しかったが北海道ではポピュラーな呼び方。子供なのであまり脂を期待していなかったら、このビジュアルである。
生臭さゼロで、白身の脂がとろける。やっぱ新鮮っていいな~。期待してなかった分ヒット!
白身がなかなかイケそうだったので地物ヒラメ(190円)も注文。
思った通り、肉厚な上、しっかりと弾力がありさっぱり。回転寿司だと、淡白な白身はシャリが勝ってしまうケースが多く、バランスがあまり好きではないのだがここはしっかりシャリとの一体感が良い。大変ウマい。
このあたりでやめとこうかな~?と思ったのだが、目の前のケースにシャコ(400円)がどーんと…!悩んだ末頼んじゃいました。シャコ漁はまだ解禁されたないはずなので、冷凍だとは思うがそれでもウマそう。
頼んでよかった…注文したらパキパキとしゃこを分解して作ってくれた。肉厚。シャコが好きなら必食優勝の味。
「すし雅」の総評
鮮度、値段、技術。すべて含め大変おすすめしたい寿司屋である。いわゆる銀座の高級すしはあまり食べたことがないが(過去に2回)、それに勝るくらいの握りの主人の握りの技術、バランスを感じてしまう。
先ほども書いたが、全体的に魚とシャリのバランスがすばらしく口に入れた際、どちらかが勝つという事はない。シャリとネタが仲良く調和し、さらっと溶ける感じがとても自分好み。味の繊細な白身もつい頼んでしまう。
新鮮なネタ任せの料理は港町に多いが、ここは「技術」がしっかりある上、市場のネタを扱ってるな~という印象だ。
そのため、もっと食べたいという欲求が生まれてしまった。一口がとても軽いのである。食べるほどに食欲が出る。
店主さんは「美味しく寿司を、ただただ食べて欲しい」というスタンスで、何かに掲載されたり有名になる事をあまり好まなそうなイメージだった。(なのにブログに書いちゃってごめんなさい)
是非、行くときは純粋に寿司を楽しむスタンスで来店すると喜ばれるだろう。「すし雅」行ってみてください。ウマいですよ。
ごちそうさまでした。
- 店名 すし雅
- 住所 北海道函館市新川町1-2
- 時間 不明(おそらく市場に準じる)
- 定休日 日曜日
- Wi-Fi なし