ジャパニーズチャンピオンビールといえばエビスだ。
日本のビールは数あれ、ちょっと特別な日に飲みたくなってしまうエビス。
ビールの好みは数あれど「お!エビス」といったような気持ちは変わらないだろう。
そんなエビスで様々な種類の生ビールが好きなだけ飲める。…という天国のような店があるのでご紹介させていただこうと思う。
このブログを最後まで読めば、今まで体験したことないエビスビールの海が待っている。
レッツトライだ!
その名もエビスバー(YEBISU BAR)
このお店は、エビスビールの魅力を楽しむスタイリッシュな和モダンビヤバー。
樽生エビスビールが全種類に加え、ビールに合わせたメニューも豊富ですばらしい場所。エビスを語る上では必ず通るべし登竜門といえよう。
全国に21店舗あり、北海道〜福岡まで。都内にも結構店舗を構えている。
ちょっと高級にも感じるこのビアバーなのだが、全種類飲み放題。しかも料理が3皿ついている「ラッキーエビスコース」展開しているので今回は潜入してきた。
エビスバーの「ラッキーエビスコース」
贅沢エビスが90分飲み放題。
しかも料理は個別に一人づつの皿。大皿のとりわけに気を使うことなし。自分だけのペースでゆっくりビールを楽しむことができる。
値段は3,850円(税込)である。
まあまあ高いがエビスが好きなだけ飲めるのだ。ここは大海原へとびこむべし!実はこのコースだと9種類のエビスビールの中、4種類しか選べない。
そこに救世主が現れる!
追加330円(税込)を払うことで、全てのエビス生ビール(6種類)と「YNERGY YEBISU」といういわばハーフ&ハーフのビール(4種類)。また、ビアカクテルが飲めるようになる。
この価格設定がなんとも上手い。それで全部飲めるなら追加してしまう…
追加料金を払い、ビールメニューを広げる。
- エビスビール
- エビスプレミアムブラック
- エビスマイスター◎
- 琥珀エビス
- エビスプレミアムエール◎
- 50/50(エビスビール&プレミアムブラック)
- カーテンコール21◎(プレミアムエール&エビスマイスター)
- シトラスエール◎(プレミアムエール&ライム)
- 三日月◎(50/50のブラック多め)
◎は追加料金をする事で飲み放題が可能になるビールだ。5種類も増える。
ビールメニューだけでもこれだけある上に、ビヤカクテルも飲めるようになる。
- シャンディガフ
- 午後のいちご
- シャルドネマイスター
- レモネードエール
- チャイピーチ
- レッドアイ
- 香り顕微
- ロイヤルエビス
ビヤカクテルの配合については上記の写真を見て欲しい。
他にも普通のハイボールも飲めるが今回の主役はエビスビールだ。ビール系の紹介に焦点を当てていきたい。
まず最初に頼んだのが「エビス マイスター」もう名前からして頼むしかない。おお!グラスにも名前が!
- 「本場ドイツで学んだ技術者が作り上げたエビスマイスター。このビールのためだけに、ロイヤルリーフホップを一部使用。エビスの最高峰を目指したふくよかな薫りと磨ぎ澄まされたコク」
もう説明だけで美味しい…
味は正直濃厚でどっしりしてると思ったが意外にあっさりとしたビールだった。
香りの方はこだわっているだけあり流石だ。普段飲むエビスビールより、あっさりしているが香りが強いと言った感じ。
次は「エビスプレミアムエール」見事な濃いめ黄金色。素晴らしい!一つ一つグラスの名前が違うのもこだわりを感じてしょうがない。
- 「厳選されたホップと、吟味された酵母が醸す、濃密な香り、凛とした苦味、ふくよかなコク。2種類のホップによるエールらしい香りと味わい」
こちらもホップが厳選されてそうだ。もはや全て主役級の説明。
プレミアムの割に値段はリーズナブルで疑問だったのだが、運ばれてきたら納得である。量が少なめ。量を削り価格を据え置きにしているのだ。
味はとんでもなく濃厚。
黒ビールほどまでではないのだがピルスナータイプのわりにしっかりどっしりとしている。プレミアムという名前も納得である。
こういったグラスの小ささはゴクゴク喉越し良く飲むといったよりも、じっくり味わい飲むのに適している意味が含まれているのかもしれない。
この辺りで早速おつまみが2皿来た。
1皿目は「おとなのポテサラ」「焼き枝豆柚子胡椒風味」「生ハム」だ。
ポテサラはスパイシーでさらにビールが進む味わい。
生ハムは安定のしっかりした脂身が強めの味。焼き枝豆も甘みが強く、しっかり枝豆の味が濃い。とてもウマい。
少しつまんだだけでエビスプレミアムエールは消えてしまった…
2皿目は「豆腐とアボカド和風仕立て」
こちらはかなり想像通りの味。
どちらかというと棒棒鶏に近い味かもしれない。安定の長続きするつまみである。家でも作れそう。
次は「エビスプレミアムブラック」。素晴らしいブラック!
- 「炭焼きされた特別な麦芽「プレミアムロースト麦芽」と、麦芽のうまさを引き出す伝統的な3回煮沸法、そして、吟味された酵母で長期熟成。妥協なくこだわり続ける、香ばしく芳醇なエビスならではの黒ビール」
こだわりすぎだろ…!特別すぎるぞすべてが。
味はプレミアムエールがピルスナーとしての濃厚さだとしたら、こちらは王者is王者のチャンピオンの超濃厚さ。
濃厚で逆に甘みを感じるほどだ。昔はこういった黒系は苦手だったがいつのまにか大好きになってしまった。
口の中が黒ビールの濃厚さに包まれ、なにか重たいつまみが食べたいな〜と思っていたらこいつらだあらわれた!
3皿目の「フィッシュ&チップス」「鶏肉の塩麹焼き」「グリルソーセージ」
たまらない。たまらないぜ!
やはりビールといえば肉。揚げ物!ポテトフライも添えられてて完璧な一皿だ。
「ソーセージ」はニンニクやスパイスがしっかり効いていて、一口噛めばビールが空になる!塩麹焼きは安定の鶏肉のウマさ。
フィッシュ&チップスは口の中がすでにブリティッシュ。黒ビールと合いすぎてたまらない…
ビールの濃厚さをさっぱりさせるためここで「シトラスエール」。
- 「エビス プレミアムエールの濃密な香りにライムを添えることで華やかに広がる香りとふくよかな余韻を演出します。」
味はプレミアムエールの濃厚さにライムが入り、かなり飲みやすくなった印象。
コロナが薄めのビールにライムをしぼってごくごくというなら、こちらは逆に濃厚なので絞って飲みやすくさせるという感じだ。
重い揚げ物に、レモンを絞りさっぱりさせるといった相乗効果の印象。
濃厚なつまみに濃厚なビールで流すウマさもあるが、さっぱりとしたビールで流すウマさもある。それを感じるマリアージュであった…!
次は「琥珀エビス」これはかなり有名で知ってる方もいるんじゃないだろうか。
- 「宝石のように輝くクリスタル麦芽によってもたらされた、目にも美しい琥珀色の輝き、深いコクとまろやかな味わい。エビスならではのアンバースタイルです。」
クリスタル麦芽!!さっきから厳選や特別やらの麦芽のこだわりがすごい。
味は、アンバータイプのコクと旨味がしっかり感じるピルスナー系。
ピルスナーなのに独特の麦芽の味がする。この辺りが琥珀の人気の理由かもしれない。あとはネーミングセンスが素晴らしいと思う。
「琥珀エビス」「クリスタル麦芽」といったロマンチックなネーミングが特別なビールを感じる。
ビールとのマリアージュをゆっくり味わいながらも、サクサクと飲んでいたら以外にも時間が…いつのまにかラストオーダーに。
体感的にはかなり早いと感じてしまった。まるで最高の映画を見てるようだ。
よく読んでいなかったが、ラストオーダーは20分前らしい。90分ということは70分経過ということだ。
最後の一杯は「カーテンコール21」にさせてもらった。
エビスマイスター&エビスプレミアムブラックの黄金比。ピルスナーが多めだが、黒の濃厚さもプラスしている。
- 「エビス マイスターとエビスプレミアムブラックの泡の濃厚な味わいが新しい香りを引き立てます」
味はピルスナーが強いが、黒の絡みつく甘みもしっかりと余韻を残し不思議な美味しさ。黒が少なめとはいえ、かなり主張が強いのでバランスがとてもよいと感じた。
写真を見てわかるかと思うが、上が少し黒っぽくなっている。これにて時間は終了し、天国のようなエビス時間が終了した。
そういえば普通のエビスビール飲まなかったな…
エビスバー(YEBISU BAR)の総評
簡潔に言わせてもらおう。
「ビール好きなら一度はイけ。イってから考えろ。イってから満足するか後悔するか考えろ」と伝えたい。
自分はとにかくビールが好きなので、エビスという特別なビールが自由に飲めるという時点でアトラクションなのだ。しっかりウマく天国だった。
いつもは缶だが、ほぼ全ての種類の様々なエビスの生ビールを飲むことで新しい発見もある。
だが、そんな中でもちょっと感じたことを記載させてもらう。
まず時間が早く感じる。90分と普通だが、ビールという飲み物がそう感じさせる気がする。そもそもビールは重い。濃厚。炭酸の三拍子を揃えている。
70分のラストオーダーまでにそんなには飲めないと思う。正直いろいろ飲みたいため自分も「がんばった」という感情が入った。
店員さんに「飲み放題なので、少なめで頼んでいろいろ飲んでもいいですか?」と聞いたがダメだった。適正のグラスの量でのみ提供とのこと。
飲み放題なのでばかばか飲ませないのがあるのか?提供が面倒なのか?…はわからないのだが「せっかくのエビスビール、いろいろ飲ませてくれよ」と思ったのも事実。
しかし「適正でしっかり提供し飲んでください」という店側の主張もあたりまえである。
そのため「ビールがちょっと好き」とか「女性でそこまで胃には入らない」などの方はあまり楽しめない可能性がある。2杯か3杯でラストオーダーの70分はすぐ経ってしまうだろう。
現に、後ろのテーブルで同じ飲み放題コースだった会社員の2人組は「ラストオーダーです」と伝えられ「え?!もう?本当時間通りなの?」と大きい声が聞こえた。
話が盛り上がっていたのなら尚更であろう。
美味しいビールで話が弾み、ゆっくり飲むといったことはタブーだ。しっかり味わうことのみ集中するコースな気がする。真剣にラーメンをすするかのような。
そのため…ビールが好きでいろいろ飲んでみたい!といった方は追加料金を払わずまず4種類でコースを楽しみ、次また来店時に単品で飲めなかった種類を飲む事をオススメする。最初から単品の楽しみ方もアリだろう。
とにかく飲める。真剣にビールに向き合いたいって場合は飲み放題がだんぜんお得だろう。
酒の楽しみ方は人それぞれ!是非この辺りを頭にいれて自分なりのスタイルの注文を見つけて欲しいと思う。
ちなみ上野以外にも、エビスバーはたくさんある。
飲み放題を予約したい場合は下記を押せばすぐにエビスバー検索結果が出てくる。
席だけ予約すれば当日でもOKだ!是非行ってみてほしい!
ごちそうさまでした。
エビスビールを中心とした味グラフ
簡単な1枚の飲み放題メニュー
- 店名 エビスバー 上野の森さくらテラス店(YEBISU BAR)
- 住所 東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス 1F
- 時間 火~土 11:30~22:00 月日祝 11:30~21:00
- 定休日 2月第3月曜日
- Wi-Fi 不明