すごい調味料を見つけてしまった。
人間の欲望は果てしなく残酷。そう思わせる恐ろしい調味料だ。ゴッドハンドの降臨といっても過言ではないだろう。
もう…皆さんもご存知だと思う。
そう。S&Bの「やみつきにんにく背脂」ダァ!(https://www.sbfoods.co.jp/yamitsuki/)
現在無数にあるブロガーからひっぱりだこの調味料。大人気だ。あるサイトを見ていたがプレミアがつきなかなか買えないなど記載されている(上記のサイトも在庫切れ)。当分購入は無理だろうな〜と思っていたところ近所のスーパーに超絶な整列棚!しかもセールで60円引き。
これは購入するしかない!ということで早速購入をこころみたのでレビューしたいとおもう。
これが残忍狂気の実物
第一印象は相変わらず殺伐とした調味料だ。もう殺しにかかってきてる。
定番の黒と黄色の輝くラベル。もはやこの配色をみると「二郎」を彷彿とさせるブランディング力には脱帽。フタのラベル部分には「魅惑のアブラ」「欲望のにんにく」表記。恐ろしい。
こちらがフタの面。「ガッツリにんにくと濃厚背脂醤油」。もはやラーメン屋のキャッチフレーズだろ。
成分は100gあたりカロリー327kal。この瓶が110gなので少しづつ使う分にはハイカロリーではなさそうだ。
輝く「ポークエキス」と「ガーリックフレーク」。背脂加工品と濃縮醤油も配合されている。
開けてみるとこんな感じ。実食した際に多少使ってしまったが、ただただニンニクとアブラが浮いている。
恐ろしい化け物だ。
開けた瞬間生ニンニクの匂いのみが漂ってくる。それだけ「強く美しく暴力的」。チューブのニンニクをそのまま香った匂いに近い。
さっそく二郎炒めで実食
ということでレビューをしてみたいと思う。スーパーで鶏胸肉が安かったので購入。玉ねぎと炒めてみる。
以前二郎のチャーシューレシピを拝見したとき醤油、みりん、化学調味料を使用してると聞いたので調味料はその3つと決めていた。
さっそく鳥胸肉と玉ねぎをS&Bにんにく背脂で炒める。醤油とみりんを1:1で投入し適当に化学調味料をふりかけてみた。盛り付けは黒胡椒とバター。その作品がこちら。(ネギはたまたま冷蔵庫にあったから)
これはやばい。もう匂いが二郎しかしない。鶏胸肉ってさっぱりだったよね?とんでもない暴力だ。殺しにかかってきてる。
一口食べると、おい!二郎!おまえそこに隠れてたのか!?と問いただしたくなる味。やっべええウマい。永遠に続く二郎炒めだ。暴力暴挙!おまえはネロか!
ビールと一緒に堪能したが一瞬で消えた。米も瞬時で消える。
岡山に「ままかり」というあまりに美味しくて隣の家からまま(飯)をかりてまで食べたという酢漬の魚料理があるが、こっちがほんとのままかりじゃ!と伝えたい気持ちがわいてきてしまう。
この後日、やっすい豚こま肉でも作成(左)こちらも美味しくできた。どちらにせよ当分は手放せない調味料である。載せるつもりがなかったので右のパスタとビールはご愛嬌。
ポイントは炒める際「にんにく背脂」を入れ生の匂いを中和させる。そして、最後に追いにんにく背脂をしてガッツリ風味をつけてあげる。これをやる事で、焼いたにんにくの風味とそのままの生の調味料の風味が相性よくぶつかりあうのだ。追い投入をしないとどこか物足りなくなるので注意。
「S&Bやみつきにんにく背脂」の総評
S&Bさんはとんでもないものを出してしまったな〜というのがそのままの印象。
サイトを見てると出来上がりにそのまま乗せる料理も多いが、直接の生がけは小さいスプーン一杯でもすべてをその味に塗り替える残酷残忍さをもっている。強すぎるのだ。あまりにも壮大で強すぎる。ウイスキーストレートと同等だ(もちろん好きな方はそのままで…)
そのため自分はどちらかというと煮たり炒めたり系の途中で入れるのがベストと判断した。もちろんまだ初心者なのでこれらは覆されてしまうかもしれない。
個人的には、セブンイレブンの「中本カップ麺」や「サッポロ一番」に入れたらと想像が膨らむ。なんならもやしだけをこれで炒めてもウマいはずだ。おかずがないときは米にのせるだけもありだろう。
こういった調味料ブーム周期はたまにくる。「桃屋のたべるラー油」などがそうだ。あの大ヒットを皮切りにいくつもの食べるラー油が世に排出された。
もちろん二郎系食品は既にカップ麺を筆頭にたくさんでているが、調味料はなかなかなかった気がする。これを筆頭に様々な配合の二郎系調味料が出てくれたらと考えてしまう。そんな未来を願いたい。繰り返される諸行無常。
久々に悪魔調味料と試合をした。
ぜひ皆さんも運よく手に入れる事ができればいろいろと試してみてほしい!