喧騒を離れた住宅街に美味しいコーヒーやお茶が飲める場所があれば誰でも集まるだろう。
それが「こんなところに?!」と思う場所ほどレア度も高まり、ワクワクが深まる。
今回は、幡ヶ谷の西原商店街を自転車で颯爽と走っていたら偶然見つけたカフェである。
急に現れるこの看板。
COFFEEと書いてあるためカフェなのかなとは思うが
住宅街に小さく置いてあるのでたじろぐ。「パドラーズコーヒー」と読むらしい。
何故かお客以上に多めの自転車が置いてある。その先にひっそりとしたドア。
隠れ家感満載
確かにOPENと書いてある
ちょっとだけ勇気をだして開けてみると中は開放的に広がっている。「おお~オシャレ~」と感じたのが心の第一声だ。カウンターがあり、ここで飲み物を買い好きな席へ着席といった具合だ。
「こちらの席へどうぞ」などもなく、いろんな席があり自由だ。
外のテラス席もある。
こういったカフェが幡ヶ谷にあるとココは都会なんだなと感じてしまう。
代々木上原や下北沢みたいだなと思うが、実際幡ヶ谷はどちらにも近いんだよな。渋谷区だし…
さっそくカウンターの方にコーヒーを注文。
本日のコーヒー(税込520円)だ。カフェってやっぱり少し高いよね。けど味より場所代だよね。
自問自答しながら好きな席へ。
ソファやテラス席など選択肢がたくさんあるのだが、今回はちょっとした小部屋になってるこのスペースをチョイス。
カウンターチックだけど外も見えて風通しも良い。なんかいいよねこの空間。
ついついワクワクしてしまう。なんか都会ってかんじ。
さっそく席に座りコーヒーを待つことに。
10分ぐらいしてもなかなかコーヒーがこない。確かにそこそこ人は入ってるがそれにしても遅いな~と思っていると奥から豆を挽く音が。
おお~そこからか。これは期待できる。高めの値段もかなり納得できるのではないか?
程なくして帽子をかぶった「え?店員さん?」と二度見してしまいそうな人がコーヒーを運んでくる。「ルワンダです」
ルワンダデス?
最初はたじろいだがどうやらルワンダ産の豆のコーヒーらしい。
ルワンダってたまにニュースで聞くくらいでよくわからない。ブラジルじゃないの?アフリカ??
しかもこのカップである。可愛い…。
アフリカっぽいというか。民族衣装っぽいというか。手作り感もあるしこれはいい。このカフェ人気な理由わかってきたな。
とりあえず一口飲むと。これがなかなかウマい。
あっさりしてるんだけどしっかりと酸味がある。家のコーヒーや日々のコーヒーで深みある酸味に当たることがあまりないので(セブンカフェばかりからか)たまにこういった本格的なカフェで酸味があるコーヒーに当たるとニンマリしてしまう。
「ああ~コーヒー飲みに来てるな~」と感じる。
ミルクを途中で入れるのがコスパカ流。意外にミルクがさらさらとしてる。酸味を汚さないがミルクのまったりとした味が広がりとても美味しい。七変化である。
ミルクは頼まないともらえないのでおそらくそのままでというのがこの店のスタイルなのだろう。
コーヒーを飲んでる間も地元の人やカップルがひっきりなし。ちょっと芸能人?みたいな雰囲気の方も。
この居心地とオシャレ感は住宅街にあったら通ってしまうなというのが印象だ。
陽のあたりと空間もよし。
喫茶店が過去にタイムスリップするとしたら、こちらはザ・現代カフェといった感じ。
オシャレ光線をひしひしと感じる。
開放感ある綺麗な店内。そりゃ人が集まりますな。
トレイがあまりに綺麗だった…
またぜひ来ます!
店名 パドラーズコーヒー 西原本店 (PADDLERS COFFEE)
住所 東京都渋谷区西原2-26-5
時間 7:30~17:00
定休日 月曜日(祝日の場合翌日)、不定休
Wi-Fi なし