代田橋には沖縄タウンというものがある、代田橋の街を活性化しようとしたのか
それとも沖縄の人が多いからなのか不明ではあるが。
やたら沖縄の食べ物屋や居酒屋もあるし、沖縄三味線の店もある。
沖縄物産店やブルーシールアイス。酒屋には泡盛の量り売りも売ってたり。
結構個性的なのだが、活気があり賑やかといった雰囲気ではない。あくまで沖縄タウン。
人が多すぎず、本物の沖縄の田舎のような、当たり前に根付いてる雰囲気がリアリティすぎる。
自信たっぷりの看板
そんな沖縄タウンの少し先に行ったところに、急に現れる「お!うまいコーヒー」の看板。あまりのデカさにひっそりとやっている喫茶店どころではない。
見た所テイクアウトも。持ち帰り限定の値段だと思うがなかなか安い気がするぞ。
早速中に入ると、意外に奥行きがあり広い。これは居心地が良さそうだ。美味しい珈琲と共に作業がはかどりそうだぞ。
早速カウンターの常連さんが新聞を広げている。少しタバコの臭いがただよう。煙くてモクモクというわけではまったくなくほのかに香る。ザ昭和喫茶店の香りだ。
改めて綺麗で広い。光やライトもバーのような雰囲気だ。これは想像以上。
ブランデーやアイリッシュ、ウォッカも置いてある。本当にバーとしても活用できそう。
早速珈琲を注文
メニューを広げるとまたもやこの主張。よっぽどの自信があると見える。
基本のブレンドはこんな感じ。520円(税込)デフォ。
コールドコーヒーの欄。アイスコーヒー「春夏秋冬オールシーズン。当店では一杯ずつ作ります」
とてもこだわりを感じる。
だいたい喫茶店のアイスコーヒーは最初に作っておき、氷で割り出してれる。
もちろんこだわり抽出したコーヒーだしそれでも十分ウマい。
ただたまに一杯づつ作るところが現れる。ここがまさにそこだ。自信の看板がまたよぎる。
早速アイスコーヒー590円(税込)を注文。少しだけ相場的には高めかな。落ち着いた優しいマスターがはにかみながら注文をとってくれた。
注文を悩んでる間も、手作りの生クリームをせっせとまぜていたり、氷を砕いていたり、他のお客さんのコーヒーを抽出していたり。まさに喫茶店マシーンマスターといった具合。ドラマのワンシーンのようですばらしい。
喫茶店のジオラマセットについてきそうなマスターだ。
注文後、パソコンを開くとこんな張り紙が。
たしかにずっと開いて居座るような空間でもない気がするし、ずっと作業してるには時間がもったいないかもしれない。
現れたコーヒー
程なく10分ほどしたところでコーヒーが届く。
スペシャルなブラッキーウォーター!いままでで一番濃いブラッキーな気がする。向こう側がまったく透けてない。さすが一つ一つの抽出。
早速一口いただくと、予想どおりのフルボディ。アイスコーヒーでここまで濃いのは久しぶり。これは美味しい。
さらっとしたアイスコーヒーが最近は多かったのでたまにこういったコーヒーに当たるとニンマリしてしまう。ありがとうございます。
しかし美味しく飲み進めてるとマスターが…「ミルク下げてもいいですか?」
いやいや。途中からのミルクがコスパカ流なため「途中から入れます」と伝えたが「入れ替えたりするので必要になったらいってください」とのこと…ミルクのこだわりすげえ。
ミルクを入れる
程なく苦味と共に飲み進めてると、下げられたミルクが頭からこびりつき、逆にもう入れたくなる。「ミルクください〜」とマスターに伝えたところ、キンッキンに冷えてやがるミルクが来る。
これがこだわりか。早速注入。見事なホワイティ&ブラッキーミルキーウォーター。綺麗すぎる。
結論から言うと、とてもウマかった。フルボディのコーヒーにねっとりとした強めのミルクが絡みつき一気に上質なカフェオレに切り替わった。スゴスギル。
つぎから一口飲んだ後最初からいれてもいいかも。楽しみながら看板に偽りなしが浮かんだ。
空間&テイスティ
喫茶店は空間と雰囲気重視で楽しむことが大切と思っているのだが、ここは少し違った。雰囲気+ウマいコーヒーがダブルでしっかり楽しめる。
とてもハイブリッドだ。
しかもお酒も充実していてバーの空間っぽい。またお気に入りの喫茶店ができてしまった。
マスターがいちいち、机の水滴を拭いてくれたりするのがまた素晴らしい。気遣いが行き届いている。こういうの常連できるだろうな。
そしてお客さんが少なくなると、マスターも椅子にすわって小説を読みだす。
ねっとりまったり空間。また来店していいかな?(いいとも〜〜〜〜)
綺麗に揃ったコーヒー豆。
来夢来人「ライムライト」である