コーヒーは好きだろうか?
自分はかなりのコーヒー好きで、仕事中や寝起き、リラックス時はついコーヒーを買ってしまう。
コーヒーを家でいれたり、コンビニで購入したり。それぞれ楽しむのだが…
その中でも純喫茶で飲むコーヒーは格別だろう。
純喫茶…マスター渾身のコーヒーを楽しむ。その時間と香りすらもドラマのような空間に変わっていくのだ!
今回は「都内のコーヒー四天王」と呼ばれている喫茶店へ足を運んだので、レビューさせていただきたいと思う。
レッツトライだ!
カフェ・ド・ランブル(珈琲だけの店ランブル)
この店は銀座8丁目という、いかにも東京の中心といった場所にひっそりとそびえ立っている。戦後(1948年)に誕生したとのことで、風貌や貫禄ともにパーフェクトである
ここを最初に作ったオーナーは、生のコーヒーを熟成させてから焙煎させるという「オールドコーヒー」を確立した人物なのである。
日本中のコーヒー好きが愛しやまないレジェンドだ。まあ、その辺りの歴史は調べれば出てくるので割愛させてもらおう。
さっそく入店してみると…「禁煙でコーヒーのみのメニューしかありませんが大丈夫でしょうか?」と確認される。
もちろんOKと即答!有名店なので、調べればわかるが、飛び入りの場合はトラブルを避ける為確認したいのだろう。
おお〜、店内はコーヒーの香りが室内に充満!コーヒー袋が無造作に。
レジェンドの歴史がすごいぞ!!これは楽しみだ!
早速着席すると、机には灰皿が埋め込まれている。あれ?さっき禁煙って言ってたような?
これには驚いたぞ。
時代の流れでそうなったのかな…古さと、目新しさに歴史を感じずにはいられない。
メニューは撮り忘れてしまったのだが、一番シンプルかつ看板メニューである「ブレンドコーヒー」を注文した。
ブレンドコーヒーは3種類あり…
- 普通カップ
- 中カップ(中濃)
- 小カップ(濃厚)
同値段(シングル750円、ダブル950円)
濃いめが好きなので、中濃をお願いしたのだが、「中濃」「濃厚」だとミルクがつかないと言われてしまった(ブラックで飲んで欲しいらしい)
妙なこだわりあるな〜?と感じたが、途中からミルクで味変したく普通カップ(カフェ・クレーム)で注文をすませた。
ラーメン屋で言えばシンプルな「ラーメン」の注文と同じだ。自信作で歴史を感じようじゃないか。
コーヒーの量が少ないケースもあるのでダブルでお願いした。コーヒーで950円ってば正直ラーメンとほぼ同じ値段だが、ここはぐっと奮発。
ほどなくすると、コーヒーが運ばれてきた
ブレンドコーヒー 普通カップミルク付き(カフェ・クレーム)
ほぉ〜イイじゃないかイイじゃない。ブラックビューティーともいうべき惚れ惚れする色。まるで吸い込まれそうな、色目づかいである。
砂糖とミルクもセットで来たぞ。
一口…
むむ!!!!
普通でも、ある程度ボディを感じるかと思った。しかしどっこい意外にもあっさりしている。
そして酸味が広がり、コーヒーワールドに包まれる。
ウマいが…好みの問題としてはコーヒーの酸味はそこまで好きではない。
だが、これレジェンドだと言われると妙に体験を楽しむ自分がいる。う〜む、歴史を感じてしまうぞ。
ここでお楽しみのミルクを注入。
よく見てもらうとわかるが、ミルクには茶色味がかかっている。
トロッとして。ミルクだけ舐めてみたが少しバターのような濃厚な風味だ。
一口…
うお!!!味変がすごい!一気にまろやかになり、酸味が飛びウマみに変わった!!
ここで点と点がつながった。
クリームを入れ完成する味だからこそ、このコーヒーのみにクリームがつくのだろう…「カフェ・クレーム」という商品名が物語っている。
これはいい。
基礎のコーヒーがしっかりしてるので、ミルクに邪魔されることなく楽しめる。レジェンド…ありがとうございます。
いや〜ウマかった。
このあたりで店を後にした。
カフェ・ド・ランブル(珈琲だけの店ランブル)の総評
コーヒーを楽しむ。…は第一にあるのだが、レジェンドの血統を楽しむ。といった楽しみ方がベターである。
もちろんコーヒーもウマいし大満足である。
しかし、それよりも一つの歴史的建造物を見に行くような。文化を感じる場所であった。
正直言うと、現代に美味しいコーヒーが氾濫している中、近所の店の方がウマいし安いな〜と感じる人もいると思う。
自分も950円という値段は、味や量を総括しても高いと思う。
「へ〜四天王か〜…?」みたいな。
だが…ここが存在するからこそ、様々な喫茶店が血統を受け継いだのかもしれない…と考えコーヒーを楽しむ。
全てコミコミで、カフェドランブルは存在するのかもしれないと考えるのだ。
ドラゴンボールでいうと、亀仙人がいたから悟空が憧れて強くなったのだ。話はちょいそれたが…レジェンドという敬意を含め是非一度足を運んでみてほしい。
異空間のコーヒー世界を肌で感じることができるだろう。
ごちそうさまでした!
- 店名 カフェ・ド・ランブル(CAFE DE L’AMBRE)
- 住所 東京都中央区銀座8-10-15 SBM BLDG 1F
- 時間 [火~土]12:00~21:00(L.O.20:30) [日・祝]12:00~19:00(L.O.18:30)
- 定休日 月曜日
- Wi-Fi 不明