みなさんクラフトコーラは知っているだろうか?
普通コーラといえばコカコーラ・ペプシコーラを筆頭に2大巨頭が作るコーラだ。しかし先日下北沢を自転車で爽快に走らせていると不思議な自販機が!なんだこれは!
伊良コーラ(IYOSHI COLA)と呼ぶらしい。コーラの色とは似つかない薄い色、そしてなんだかオシャレなロゴマーク。この自販機から「ホンモノ」の匂いを感じてしまったためついつい購入してしまった。
これが伊良コーラ(500円)。なかなか高級感のあるラベルだ。白に銀、東京の真ん中に小さく日の丸。創業昭和29年ってば…本当にそんなときから存在してたの!?
しかし薄く濁っている。コーラといえばブラックなのだが、こちらはやや濁っていていかにもクラフトといったイメージ。
裏の成分を探っていると12種類以上のスパイスか…すごそうだなと確認していたら「コラの実」の表記!なんだこれ。コーラだからコラの実!?初めて知った。
驚いてばかりである。
クラフトコーラシロップ製造者のコーラ小林って誰だろう…わからないのでサイトを覗いてみる。すると。
「伊良コーラの代表であるコーラ小林さんは、コーラマニアとして世界中のコーラを飲み歩き、「感動するほどの究極のコーラを作りたい」との思いから、コーラ作りをはじめたそう。」
ふむふむ…コーラ小林さんって伊良コーラの代表者様のことね。
「100年前のオリジナルコーラのレシピに基づき、生のコーラナッツ、カルダモンやナツメグなど15種類のスパイスと柑橘類を混ぜ合わせ、工房に設置したスパイス粉砕機などを使って作られている。完成するまでに約1週間もかかり、手間ひまかけて丁寧に作成。」
なんだかわからないがすごい。100年前のレシピか…。コーラ小林って名前もすごいな。ポールスタンレーみたいのものかな。とりあえずコラの実はコーラナッツというのか。
まあ前置きはこれくらいにして…
伊良コーラを実飲
百聞は一食にしかずだ。のんでみたところ…。
むむ!これは!!すごい。表現がまったくできない。
くどくすぎない甘さの中に柑橘のすっぱさ、スパイス独特の香りと味がぶつかり合う。もはやコーラを通り越している。コーラってもっと気軽なイメージなのにこいつは違う!
表記の通りカルダモン・ナツメグの香りが特にただよってくるのを感じる。シナモンも入ってそうだがもはやここまで調合されるよくわからない。
ウィルキンソンの辛いジンジャーを飲んだことがある方ならわかると思うが、強めの生姜が効いてくるようなイメージがスパイスに変わったような感じだ。とはいえ日本人にも飲みやすいよう甘さもさらっともしている。
とても不思議だ。こいつがクラフトコーラってやつか…
瓶の底にはたくさんの沈殿物が。これがスパイスなんだろうな。
飲んで置いてると溜まってくるのでちょっと振ってあげるとよいかもしれない。
何も考えなく振ったら泡立ってしょうがなかった。やさしーく揺らすように振ろう。
伊良コーラの総評
コカコーラやペプシとはまったく違うコーラであることは言うまでもない。手作りの味がしっかり染み込みウマい。
しかしクラフトコーラという時点で、運動の後やスッキリごくごく!といった飲み方はあまり合わないのかと感じた。
ゆっくりと、ちびちび味わい飲むコーラというべきか。かくいう自分も味わいしっかり浸透させるよう飲ませていただいた。高級なコーラとして楽しんだりするのがベスト。お酒で割っても美味しそうと思った。
割高だがそれに見合うラグジュアリーなコーラを楽しめるだろう。感動させていただいた。
本店は西武新宿線の下落合にあるらしい。実際に行って出来立てを飲んでみるのもいいと思う。自分もそのうち足を運んでみようと思う。
今回の自販機のようにたまたま売っている場面にでくわしたら是非買ってみてほしい。
ごちそうさまでした。